・連絡手段が選べない(電話のみなど)
・電話がしつこいサイト
ネットで適当におすすめされている看護師転職サイトほど、看護師でもないライターが適当に書いた評判が多く、こうした傾向が強いと感じました。
「連絡がしつこい看護師転職サイトは求人の質も悪い」ので、特にそうした看護師転職サイトは絶対に使わないほうがいいと感じました。
看護師転職サイトとハローワークのどちらを使わないほうがいいのか?
私はハローワークでも転職活動をしたのですが、結論から言うと、ハローワークは低年収求人が非常に多いので、ハロワも使わないほうがいいです。
理由としては「ハロワのみで募集のクリニックはケチ」「サービス残業、休日出勤などに甘い」傾向があったためです。
逆に「連絡手段を選べる」「好条件の求人紹介が多い」看護師転職サイトを確実に利用すれば、金払いも良く、従業員を考えてくれる職場環境も良い求人紹介が多かったです。
ネットでおすすめされていたサイトには複数登録したのですが、他人にもおすすめだと言えそうなのは下記2社でした。
〇マイナビ看護師
△看護ルー
マイナビ看護師では、連絡手段を電話またはメールで決められて、ストレスなく効率的に転職活動を進めることができ、好条件求人を見つけやすかったです。
「履歴書作成サポート」など手厚いだけでなく、一部のサイトのように「いつ転職するのか」などしつこい連絡もなく、自分のペースで希望の求人を探すことができました。
なぜハローワークの看護師求人が微妙なのか
ハローワークの看護師求人は、いわゆる紹介料を看護師転職サイトに払わなくてもいいので、いわゆる経営にシビアなクリニックの利用が多いです。
ハロワにお金に厳しいクリニックが集まりがちなのは、下記理由からです。
・紹介料を支払わなくていい
・情弱な看護師をとりあえず採用できればOK
自分で直接ハローワークまで行く必要があり、受付で暫く待ってようやく看護師求人を紹介してもらえるハローワークよりも、忙しい優秀な看護師は転職サイトを利用するからです。
結果、優秀な看護師を雇いたいクリニックは、看護師の利便性も考えて転職サイトに求人を出しますし、その紹介料は年収から引くのではなく、クリニックの運営費から出します。
ハローワークで採用できた場合、紹介料を看護師転職サイトに払わなくていいので、年収も高くなるというのは嘘です。
看護師転職サイトの紹介料はハロワ職員の人件費=税金
ハロワ採用の場合、実際には年収は相場水準で抑えられて、クリニックのオーナーの利益として営業努力の成果として収められます。
結局は、ハローワークも税金で運用されていますので、その紹介料=ハロワ職員の給料を払わなくていいという解釈になるからです。
私はアピールが苦手で、面接の準備なども上手くできていなかったのですが「書類添削」「希望求人紹介」を徹底的にサポートしてくれる「看護師転職サイト」を利用して通過率が大幅に改善しました。これはハロワでは、利用者側としては、ハロワに往復1時間以上かけても、やる気のない担当者であれば、実施してくれないアドバンテージです。
「給料アップ」「休日増加」しましたが、一部しつこい転職サイトには悩まされました。
結果的に上記のように、「書類通過率」「面接通過率」が上がり、ブラック病院を避け、複数内定を貰うことができました。
当時の病院での勤務は、人間関係などは上手く行っていたのですが、「給料」「夜勤の多さ」「休みの取りにくさ」から不満を感じていました。
そのため、28歳の9月ごろに初めて「看護師向けの転職エージェント」に登録して、転職活動を始めた私ですが、当初は面接に行っても上手くアピールできずに落ちてばかりでした。
エージェントには1つだけしか登録していなかったのですが、担当エージェントも積極的にこまめに連絡をくれる人で、求人案件も多く持ってきてくれていたので、完全に信頼して転職活動を任せていました。
とはいえ「しつこい」看護師転職サイトは信頼すべきでない
ただ、今思うと面接で上手くアピールできなかったのも、下記の点で、このエージェントを信頼するべきではなかったと思います。
当時のエージェントを信頼するべきでなかった理由
・書類の添削をしてくれなかった
・面接対策をしてくれなかった
・先方の病院が求めている条件を教えてくれなかった
・とにかく「しつこく」連絡してきた
当時は、担当エージェントが「条件の良い求人」を沢山紹介してくれたことから、このエージェントは良いエージェントだと思っていました。
初めての看護師としての転職は、新卒の時に経験した病院探しとはことなり、基本的に1時間程度の面接の中だけで決まってしまうことを理解せずに、アピールの重要性の気づいていませんでした。
そのため、「書類添削」「面接対策」「求められる条件」など細かいことは気にせずに、がむしゃらに応募だけ繰り返していたという訳です。
書類審査が遅いサイトは避けて、サポートが充実したサイトを利用するべき
これに気付くまでに、30件近くに応募して、10件近くの面接をこなしていましたが、全て断られました。
また、書類審査なども依頼したのに何週間も書類審査の結果連絡がなかったり、しつこいわりに対応が適当な看護師転職サイトもありました。
当然、面接時の受け答えも毎回しっくりこない感じで、これでは恐らく自分を採用する理由が見えないだろうなと感じていました。
その時、看護師の友人の同僚も最近転職をしたという話を聞いたのですが、彼女は5件程度の応募で内定を複数貰っているという話を聞き、どうして自分は沢山応募しているのに全く引っかからないのだろうと疑問に感じていました。
たまたま、その友人の同僚と話をする機会があって転職に上手く行っていない話をしたら「さすがに応募しすぎだと思う。もう少し個別に面接対策、書類対策をしたほうがよい」とアドバイスを受けました。
それをきっかけに、担当のエージェントの不信感を感じて、念のためその同僚の使っていた看護師転職エージェントに登録してみることにしました。すると、下記の点で大きく対応が変わりました。
新しく利用したエージェントの方針
・徹底的に履歴書など書類をブラッシュアップ
・面接で聞かれることを事前に対策
・先方の病院で採用される人の傾向の共有
そのそもそのエージェントに登録してから、担当のエージェントのかたとは、カウンセリング面談をやってもらったのですが、ヒアリングしてくれる内容がかなり細かかったです。
「年収はどのくらい上げたいのか?難しいと感じていても正直に教えてほしい」
「休日がどのくらい必要ですか?多い求人だと〇日、少ない求人だと〇日が平均です」
「病院の場所はどのあたりがいいか。駅から徒歩で何分化など希望があれば教えてほしい」
「小さなことでも良いので今の職場の不満点を教えてください。改善できる職場の求人を探します」
書ききれないくらい細かく、かといって尋問されているような感覚になることなく、自然な対話の中で聞いてくれたので、今の職場への不満、何となく感じていた将来のキャリアプランへの不安などを、言葉にして初めて人に相談できた気がしました。
以前利用していたサイトの場合は、ネット上でもエージェントのレベルが低く、自動販売機のようにただ求人を紹介するだけという批評が多かったようです。
それに対して、新しく利用したこのエージェントは「ヒアリング能力の高さ」「カウンセリング能力の高さ」「求人紹介の精度の高さ」の点で明らかに対応が違うと感じました。
5件の応募で2件の内定を獲得
最終的に、そのエージェントとはじっくりと書類のブラッシュアップ、面接での対応などを指導して貰った後、満を持して5件ほどヒアリング結果に基づいて厳選した求人を紹介して貰いました。
5件とも自分の希望通りの案件で、転職したいと強く思える病院でした。また、それぞれの病院の特徴も「短所」「長所」だけでなく、どんな人を紹介したことがあるのか、また今はどんな風に働けているのか、細かく教えてくれて実際に働き始めてからのイメージがしやすかったです。
また、逆に先方の病院が「どんな看護師を求めているのか」具体的に教えてくれて、実際にそれを満たすような内容を意識して書類のチューニングなどもしてくれました。当然、面接でも意識して話すべき、自分のスキル、経験、性格などの指導もありました。
最終的に、そうした徹底的なサポートのためか、内定を2件も貰うことができて、じっくりと悩んだうえで、現在の職場に転職することになりました。
ブラックを避けてホワイトに転職するために私が利用した看護師転職サイト
上手く行かなかったときに利用していたエージェントも含めて、実際に周りで使っている人の内定獲得状況なども踏まえて、私なりにエージェントを評価してみました。
冒頭で説明したように、私自身は「マイナビ看護師」を使って、自分にあった担当エージェントについてもらい、カウンセリングのおかげもあって内定を獲得できました。
また転職した他の同僚から評価が高かったのが「マイナビ看護師」で、担当エージェントとのカウンセリング面談がかなり役に立って、私と同じように別のエージェントで応募しても落ち続けていた人でも、内定を取れたと聞いています。
担当エージェントのレベルは2つとも高いと思われますが、担当次第で相性がありますので、まずは2つのエージェントを利用してみて相性が良いと感じるほうで転職活動を進めるのが良いと思います。
条件と評判の良い求人が多いホワイト看護師転職サイト
私が実際に現在の病院での内定を取ったのは「看護roo!」「マイナビ看護師」で、特に経歴書サポートやキャリアカウンセリングをしっかりと実施してくれて、好条件のホワイト求人の紹介が多かったです。
看護師転職サイトは3社~4社は登録したほうがいいと言われていたのですが、ダメな看護師転職サイトに沢山登録しても意味がないので、多くても2社登録しておけばいいと思います。
もしも1社だけ登録するなら「看護roo!」でで、2社利用するなら「マイナビ看護師」に登録しておけば間違いないです。
1位:看護roo!
>>公式サイトはこちら
非公開求人数〇
サポート力〇
看護roo!は、しつこい連絡などがなく、電話やメールと連絡手段が選べる点で非常に使いやすく、しっかりと私の希望を聞いてくれて、実際に希望に沿った求人を紹介してくれました。厳選した求人を紹介してくれるため、紹介求人数は少なめですが、それぞれの病院ごとの対策方法を細かく教えてくれて、かなり高い内定獲得率になりました。
2位:マイナビ看護師
非公開求人数〇
サポート力△
看護roo!同様に対応は良いのですが、若干紹介求人数が少なかったので、保険として使うのがいいと思います。それでも、他のサイトと違って、しつこさもなく対応してくれて、当時の担当には感謝しています。書類対策、面接対策はしてもらえますが、時間がなければ看護roo!だけにお願いするのでも問題ないと思います。
上記2つに登録したら、下記のサイトは使う必要はないと思いますが、念のために感想を記載しておきます。
ネットでおすすめされていたのが理解不能な看護師転職サイト
下記については、評判があまり良くなさそうな看護師求人が若干混じって紹介されたので、3社以上の看護師転職サイトを使いたいという要望がない限りは使わなくてよいと思います。
3位:ナースではたらこ
非公開求人数△
サポート力△
4位:ナースフル
非公開求人数△
サポート力△
5位:ナース人材バンク
非公開求人数△
サポート力△
6位:看護のお仕事
非公開求人数△
サポート力△
7位:MCナースネット
非公開求人数×
サポート力×
外れな担当者に当たると、給料交渉などについてはあまり積極的にやってくれないなど弊害が出るので、転職サイトはネットでおすすめを信用せず、よく吟味してから利用するサイトを決めたほうがいいです。
例えば、運営会社が看護業界とは全く関係のない業界も積極的だったりすると、看護師転職をお金儲けのためだけに運営している会社もあるので、看護師の知識が豊富なカウンセラーも余り多くないようです。
転職評判サイトでも、サイトデザインなど比較的綺麗なため、おすすめされていると使えそうだと感じるかもしれませんが、それも鵜呑みにはしないほうがいいです。
おすすめされても「しつこい電話」などから始まり、それでも無駄な情報、求人案内が多く、利用を続けていたら希望病院へ転職できなかっただろうなと思います。
そうしたおすすめサイトは利用する人は多いのですが、対応が良かったという評判をあまり聞きません。私の場合も、始めは連絡が遅くて使えないなと感じていたところ、次々と連絡が来るようになり対応に困った経験があります。200名以上のコンサルタントが在籍されているようですが、話していても特に専門的な経験など、理解していない様子が見られたり、他のエージェントでは最大限にアピール材料として使ってくれた私の経験も職務経歴書などでは活かされずに終わってしまいました。
また一見使える転職サイトかと期待していたのですが、転職コンサルタントは他の部署?からの応援なのか、看護師転職については若干素人感を感じてしまって、なるほどと感じるようなキャリア提案などはありませんでした。知識がないのをカバーするために、架電数が多いのか、しつこさと言う点では感じてしまいました。
「しつこく」ない代わりに、連絡が若干適当で、希望していたエリアの病院とは異なる求人を頻繁に紹介されたサイトもありました。バイト、派遣などにも注力しているようで、常勤看護師にはあまり興味はないのかなと感じてしまうなど、対応には若干の疑問を感じました。
また規模的に劣るサイトも要注意です。希望している病院での求人紹介ができなかったり比べるとサービス内容的にも劣ると評価です。退職率の高いブラック病院も混じっている可能性もあるので、あまりお勧めできません。
転職サイトの場合は、前年の実績なども考慮して、病院側からの求人募集依頼がかかるようですが、これらのサイトの場合は規模が小さいため、求人が集まりにくい状況が続いているようです。
どちらにしろ転職を考えているのであれば、私もそうでしたが「2つ~3つくらいは看護師転職サイトに登録」してみてカウンセラーを話してみると、どのサイトが使えるのかはすぐに分かります。
特にブラック病院、ホワイト病院の求人については、エージェントと話してみて実際に病院を紹介してもらうことで見えてくる部分が大きいので実践しながら見極める目を養うのがよいです。少なくとも「書類添削」「希望求人紹介」は確実にしてくれる転職サイトを利用すれば、自分の可能性としてどの程度の求人に応募できるのかなども分かってきますので、必ず確認してみて下さい。