そうしたステマ記事を読んで、怒りを感じたのが下記。
・悪評に全く触れていない
・バカの一つ覚えで求人の質が高いと連呼
私は東証一部勤務の20代で年収700万円以上あったが、はっきり言ってビズリーチは役に立たなかったので、ここでは私が感じたビズリーチの評価について正直にまとめておきたい。
ビズリーチの評判が悪い理由の検証
はっきり言うと、ビズリーチの悪評で調べても、ネットでヒットする記事は下記の構成になっていて、所詮はステマ記事ばかりである。
・序盤でビズリーチのデメリットを説明
・終盤でメリットのほうが大きいと説明してからの登録誘導
彼らの多くは、ビズリーチから貰える登録報酬(アフィリエイト)を目的にしてレビュー記事を書いているため、悪評にも触れています!と言っていても、実際には広告主に配慮したステマ記事ばかり。
序盤でビズリーチは「年収が低いと利用価値はない」など当たり前のことをデメリットとして挙げて、終盤でメリットを強調して登録を誘導してくる。
また良くある手法としては、5ch(旧2ch)の声をまとめていますと、まるで掲示板の住民の代弁者であるかのような記事を作成して、登録に誘導してくるだけだった。本当に悪評に触れているサイトは、皆無に等しい。
ビズリーチのステマ記事の運営者の特徴
基本的にビズリーチの評判を書いているサイトの運営者は下記に分類される。
・ブロガー
・アフィリエイト業者
・元転職エージェント(リクルート出身、doda出身は確認済み)
ブロガーの場合は、無職期間のあるなど人生経験豊富な感を出して、ビズリーチも利用して感想をまとめてみました!などと記事をアップしているが、当たり障りのない内容しか書いていないステマ野郎ばかり。こいつらも登録に誘導してくる。
またアフィリエイト業者は、謎のエージェントランキングを掲載していて、そちらに誘導してくる。ただ、ビズリーチからもお金を貰っているためか、ビズリーチの悪い点については控えめに書いて、利用もありだと思うなどという結論にまとめていることが多い。
元転職エージェント(リクルート出身、doda出身など)は、より悪質だと思ったのが、自分の出身エージェントのサービスに登録を誘導してくる汚い連中だった。確認できている限り、doda誘導型と、リクルートエージェントかキャリアカーバー誘導型が多かった。
はっきりと言って、今はSEOが発展しているため、対策した業者が本気を出すと、評判の口コミはステマで埋め尽くすことが可能ということを証明しているのではないかと思う。
下記のyoutube動画では、ビズリーチへのアフィリエイト報酬を目的にしているブロガーのステマについて触れられていたので、参考までに。
上記の動画で触れられていたのが、下記の3点。
・なのにビズリーチを積極的に推奨
・アフィリエイトリンクへの誘導
リクルートエージェントなどの評判記事でも同様ですが、結局は登録を誘導することを目的に、ビズリーチを絶賛して、アフィリエイトリンクへの誘導をしているサイトばかりという結論でした。
私が実際に利用して感じた違和感について
そもそも転職すらしていないのにアフィリエイトだからと、ビズリーチの評判が良いように見せて、登録を誘導しようとするブロガー、ステマ業者に、まともなレビューが書けるとは思わない。
実際に彼らが触れていないデメリットとしては、私は下記に不満を感じた。
・ヘッドハンターから数十通のアポイントメールが届いてウザい
・紹介企業は名前が伏せられて釣り求人臭すぎる
・スカウト企業から返信がない
とにかくビズリーチは、登録されている企業、ヘッドハンター(所詮は雑魚転職エージェント)が、自由に登録者に連絡してくるので、dodaなど求人紹介メールがスパムと言われているサイトよりも酷かった。
私が利用した当時の年収は700万円くらいだったが、登録してまず感じた違和感が、自称ヘッドハンターから、登録直後から異常なペースで連絡が来たことである。
引っ越し見積もりしたら、電話が鳴りやまなかった学生時代を思い出すレベルに、登録エージェントから連絡がきた。
しかもヘッドハンターと言いつつ、ネットで素性を調べると、一人株式会社でCEOと名乗っているだけの雑魚エージェントばかりだった。
彼らの提案してくる求人は、殆ど社名が伏せられていて、実際に会わないと企業名を明かせないという。さすがに何人かとは会ってみてから判断しようと思い、連絡を送ってきたヘッドハンター笑のうち、まともそうな2人とアポを取った。
他で紹介されたことのある求人ばかり
当時は、リクルートエージェント、dodaにも登録していたのだが、そこで担当者に紹介された求人と同じような、微妙な求人ばかり紹介された。
一応、ビズリーチのヘッドハンターだけが紹介してきたと言えそうなのは激務で高年収になる日系コンサル求人くらいだが、どう考えてもブラック臭いし、年収もそれほど高いわけではなかったので、微妙だと感じた。
私は大手消費財メーカーで転職(勿論、ビズリーチ経由ではない)して働いているが、そうした対応から「スカウトサービス」「ハイレベルな紹介求人の質」というステマブロガーが言うビズリーチの強みは、幻想だと感じた。
本当にハイクラス向けの転職サイトを名乗っていいのか疑問を感じるのが本音である。
そもそもビズリーチは、ビジネスの構造上の問題点として、プラットフォーム上でヘッドハンターが各候補者にアプローチしていくのに、サイト側から歯止めがかけられない。
しかも、会ってみて感じたことだが、
・ヘッドハンター=転職エージェント
・ビズリーチ(一部有料)=転職エージェント(無料)
有料であれば優れているという認識でいたが、ビズリーチの場合は、登録ヘッドハンターがやりたい放題で、無料登録者の事情が考慮されていないように思えた。
ビズリーチモデルについては、有料課金を優れた候補者(ハイクラス人材)に払わせるという客観的には理解不能なビジネスモデルを採用しているというのが率直な感想である。
ブラック求人の紹介が多いのではという疑問
ヘッドハンターから紹介された求人については、すぐにVorkersを使って、従業員からのクチコミを調査してブラック企業ではないのか確認した。
やはり激務で高年収の求人が多かったこともあり、ブラックだと主張する元従業員のクチコミも多数見つかった。
この時点で、ビズリーチ経由のヘッドハンターへの不信感は増したこともあり、新規のアポイントは打ち止めにすることにした。
ビズリーチのヘッドハンターは、中小規模のブティック系エージェントが多く、彼らの主戦場は大手転職エージェントで採用できなかった余りのカバーなのではというのが私の仮説である。
大手エージェントで募集をかけても採用に至らなかったのには理由があるのだが、恐らく下記2点がネックだと思った。
・激務の割には年収が低い
・キャリアアップできないタイプの求人
ブラックかどうかというのは個人差があると思うが、私のブラックの基準は激務でキャリアアップの道が閉ざされるタイプは、一種の奴隷だと思うので、ブラック認定している。
ビズリーチでの紹介求人全てがブラックというのは怖いので言い切るのは避けるが、私基準では魅力を感じない求人提案が多かったのは明言しておく。
登録後の連絡がしつこい理由と退会方法について
そもそもブロガーは言及していないが、登録直後にメールボックスがパンクするくらい、様々な登録エージェントがメールでアポイントを取ろうとしてくるのは、使い勝手が悪すぎる。
というのも、聞いたこともない個人エージェント、中小エージェントが、年収300万円~1000万円で〇〇という会社で求人が紹介できるかもしれないので、アポイントを取らせてくださいとメールが来る。
どのエージェントが信用できそうなのか調べるのが面倒なのと、2chなどでも個人名で悪評が書かれているエージェントもコンタクトを取ってきたのも事実。
私の場合は電話での勧誘というのはなかったが、メールを目を通してどのエージェントに会うかの判断をする時点で、非常に労力が必要だった。
メールでの勧誘は数か月間続くため、早く退会したいと感じている人は多いと思うので、下記に退会方法を記載しておく。
上記の公式サイトにアクセスすると、ページ下部に退会ボタンがあるので、それを押せば退会手続きを進めることができる。
また、退会しなくてもビズリーチでの転職活動を一旦ストップさせたいなら、職務経歴書の公開は停止するべき。それも上記の公式サイトからボタン一つでできる。
私が利用をしないなら職務経歴書の公開を止めるべきと考えているのは、公開を続けると当然自分の個人情報を晒し続けることになってしまうからだ。
特に所属の違うエージェントが大量に登録しているビズリーチは、恐らく登録エージェントの選考基準が甘い。
ビズリーチはコンセプト的には良いと思うので、エージェント別に実際に過去に紹介した企業名を掲載など、過去実績が明確に見れる履歴をつけるのはどうだろうか?
これは海外の不動産サイトなどでは、登録エージェントの透明化のために、過去に取引した物件の履歴をエージェントに紐づけているのに似ているので、是非ビズリーチさんには、そうした革新的な機能の搭載を希望する。それまでは再登録しません。
スカウトされたのに返信がない時もあった
ビズリーチのダメなところは、サイト内で「ヘッドハンター」を名乗っているのが「普通の中小転職エージェント」だということ。
また、直接企業からのスカウトがあるときもあるが、共通しているのは、組織化されていないせいか返信しても、普通に音信不通になることがあった。
転職エージェントであれば、スカウトされれば間違いなく、返信も貰えるし連絡がないということはなかったが、ビズリーチでは連絡してくるのが素人だからか、返信がないときがあり、非常に馬鹿らしく感じた。
ヘッドハンターからのスカウトは来るが、実際には無名な転職エージェントが「ヘッドハンター」と自称しているだけで、特別な求人を持っているわけではないケースが多かった。
しかも上記のように「プレミアムステージのみ表示されます」と有料会員にならないと「スカウトメッセージ」が見れないなど使いにくさもあった。
「微妙なエージェントが紹介する求人」に対して、月々課金されて果たして満足している「年収750万円以上」の会員はいるのか非常に疑問に感じた。最近新規案件や投資に注力しているのも、ビジネスモデル的に限界が近づいたと考えているからだろうか。
結局は「エージェントのレベルもある程度高い」「スカウトではなく希望の条件で求人を探してくれる」「書類作成などサポートが面倒なことはやってくれる」エージェントを探した結果、年収600万円~1000万円程度の私のようなプレイヤーは、社内でも優秀な担当をつけてくれる転職エージェントをチマチマ利用したほうが満足度は高かった。年収交渉も手堅くやってくれて希望求人で内定が取れたので感謝している。
ちなみに、年収以外に評価項目がない「ビズリーチ」とは異なり、登録の際にTOEICを聞かれるが700点以上あれば、VIP待遇で対応してくれた。
ちなみに、JAC、リクルートエージェント、dodaなどは登録していても「スカウト笑」は来ない。ただ、大手企業とのコネクションは、ビズリーチに登録されている自称ヘッドハンターよりも強いので、安定してよい求人を持ってきてくれた。役職がついているポジションも勿論。
ビズリーチに多い、社長の肩書だけもらっている中小エージェントよりも知識レベル、カウンセリング力、レスポンスは良かった。
ビズリーチ自体、このビジネスモデルに限界を感じているのではないかと個人的には思っているので、近々モデル転換するのではないかと思っています。それまでは利用しないで様子を見ておいたほうがいいかなと感じています。
ビズリーチのタレント会員とハイクラス会員と有料(プレミアム)会員の違い
LINKEDINなどネットワーク重視の転職サイトもあるが、利用者からお金を取っているところはない。その点で、ビズリーチはローンチ当初は非常に革新的なサービスとして注目を集めていた。
ただし、現状では有料会員(プレミアム会員)はビジネス的に失敗していると言わざるをえないだろう。この件については、下記にて「タレント会員」「ハイクラス会員」「プレミアム会員」の違いから説明しておく。
・タレント会員(年収750万円未満)
・ハイクラス会員(年収750万円以上)
年収でタレント会員か、ハイクラス会員かに分類される。これは単純に年収でクラス分けされているだけで、紹介される求人の種類が変わるだけで、使える機能に大きな違いはない。
プレミアム会員であるが、これは月会費2980円=タレント会員、または月会費4980円=ハイクラス会員を支払うと、全てのスカウトメールが見れるようになる。
は?と思われると思うが、実はビズリーチは、ビズリーチ内のメールボックスに届いたメール全てが読めるわけではない。
企業かヘッドハンターが課金して送れるプラチナメールは、ユーザーは課金しなくても読めるが、そうではないスカウトメールは無料会員では読めないからだ。
有料(プレミアム)会員になるべきか?
全くなる必要はないと感じた。採用にコストをかけられる優良求人であれば、向こうから課金してプラチナメールを送ってくれるからだ。
貧乏で採用に金もかけられない会社、ヘッドハンターが送ってくる課金しない見れないスカウトメールなど読む価値はない。
ちなみに、ハイクラス会員は年収750万円以上。750万円以下だとタレント会員になるが、これも企業とヘッドハンターに上手く課金させるためのクラス分け程度で、ビズリーチ内での扱いは同じ。
結局は、優良求人で転職するのであれば、あえてプレミアム会員になって情弱アピールをしなくても、プラチナメールで来た優良求人だけ見ればいい。
一応、振り返って私がビズリーチに登録した理由としては、下記の理由からだった。
・ヘッドハンターからスカウトを受けたかったから
・潜在的なキャリアプランを確認したかった
・海外勤務の求人もあれば見たかった
ビズリーチは広告でもよく見かけましたし、一昔前は転職系ベンチャーとして「ビズリーチ」という企業自体も注目されていましたが、実際に「ビズリーチ」を転職のためのサービスとして使ってみるとガッカリすることが多かったのが本音です。
ヘッドハンターいう名の転職エージェントも多数登録しているようなので、普通にフィーを企業から貰えばよいのではと思ったのは私だけでしょうか。特に、ビズリーチを利用してみて、最後まで理解不能だったのが有料会員になるメリットだった。
というのも、タレント会員もハイクラス会員もビズリーチは無料会員から始められるのですが、有料会員にならなくても何の不自由もなくスカウトが受けられるからです。80%以上はプラチナメールで、メールが来るので、有料会員になりたい人はいるのかなと感じた。
スカウトはヘッドハンターから複数企業の求人紹介を同時に受けるものと、企業からダイレクトでヘッドハントされるものがあり、それも分かりにくかった。
有料課金モデルとプラチナスカウトが機能していない
ビズリーチを利用してみると分かるが、実際には有料課金しなくても、殆どの機能は使うことはできる。
東証1部上場の会社で年収800万円強だったので、ビズリーチの「ハイクラス会員」の年収基準750万円、キャリアカーバーの年収800万円はクリアしていたが、下記の点で大きな不満を感じた。
役職者、管理職向けの求人が根本的に少ないというのも問題に感じた。
自称ヘッドハンターからはコンタクトの連絡が登録後2,3時間で20件くらい届いたが、それらヘッドハンターの所属会社を調べると「普通の転職エージェントに毛が生えた」程度の会社ばかりで、オープンで登録者を募集していて本当にクローズドのヘッドハンティングの話なのか怪しかった。
また一部のメールは課金しないと見れない仕様になっていたが、プラチナメールなど課金なしで閲覧できる内容で十分使えたので、利用する気になれなかった。
プラチナスカウトメールとは?
また送り主の分類とは別に、ビズリーチ内でのスカウトの分類があった。それが「プラチナスカウト」と「普通のスカウト」だった。
無料会員の場合は、プラチナスカウトだけ確認することができて、普通のスカウトはメールが来ているのは分かっても内容が見れない。有料会員になると普通のスカウトメールが見れるようになる。
年収750万円未満のタレント会員での登録だったためか、紹介求人も歩合制のノルマ営業が多く、希望と合致しないのも不満だった。
これを見ると有料会員になったほうが色々なスカウトが確認できるからメリットはあるのでは?と感じるかもしれないが、私を含めて多くの利用者はこう思っているはず。
「本気でスカウトしたい相手がいるなら、企業もヘッドハンターもプラチナスカウトでメールを送るよね?」
実際に、私が活動していた時は、プラチナスカウトメールも普通のスカウトと同じくらい届いたうえ、求人の内容も大手コンサルからヘッドハントがあったり、上場寸前のベンチャーからの一本釣りのプラチナスカウトメールがバンバン届いた。
有料会員にならないと見れない普通のスカウトを見ようという気には全くならなかった。
ビズリーチのビジネスモデルは転換中?
以前、創業者の南さんが本を執筆された時に、講演を聞いたりしたことがあったのですが、ビズリーチの転職者に課金する有料会員システムは常識ではありえないと言われたとか何とか言っていたような気がします。
ビズリーチは上場とかしていないので、この課金サービスがどの程度上手く回っているのか知りませんが、弱者であるはずのタレント会員の私でさえ有料会員になるメリットを感じていないのに、ハイクラス会員で有料会員がいるとは到底思えません。
ただ、逆にいうと無料会員にはある程度優秀な人間は揃っているような気がするので、実際に企業側やヘッドハンティング会社はお金を払ってプラチナメールを送らせるビジネスモデルに転換したのではないかと感じました。
ビズリーチと他エージェントとの違い
冒頭でいくつか私がビズリーチを使った目的について触れていますが、結局のところ目的を満たすためには使えませんでした。
同時に登録していたJAC、リクルートエージェント、dodaのほうが、優先的に対応して貰えるためサービス自体のレベルは色々な観点で高かったです。ここでは、それぞれの私の目的がどの程度満たされなかったのか具体的にまとめておきます。
ちなみに、キャリアカーバーについては、実際に登録したものの求人の質自体は、特別高いものでもなく、まだ実験中と言った印象を抱いた。キャリアカーバーも年収750万円以上の登録者向けだが、恐らくビズリーチレベルのサービスでも、何故か高年収層にアプローチできることが分かったので、参入したのではないかと思う。普通に無料で登録者に提供すればマネタイズできるマーケットだと感じているが、独占していたビズリーチのレベルを鑑みても、そこまでマーケットデマンド的に、ハイクオリティのサービス提供は必要とされていない印象を受けた。
ヘッドハンターからスカウトを受けたかったからと言う理由で利用は微妙
ヘッドハンターからスカウトを受ける感覚は味わえました。特に、企業から直接オファーが来るプラチナスカウトメールは、送り主が代表取締役だったり、人事部長などだったり「スカウトされている」感覚は味わえました。
スカウトを貰った企業の中には実際に応募したいと思った企業、全く興味がなかった企業ありましたが、当たり前ですがこちらから企業を選んで応募する形式ではないので、実際に応募したいと思える企業は結局のところ、かなり少なかったです。
また残念ながら一部企業では、スカウトメールに返信したのに、その後音沙汰が無かったり、個別での対応が適当な企業もありました。ある程度考えて返信している以上、こちらも時間が取られていますから返信しないのは失礼だと思いましたが、そういった利用者の対応がおざなりな部分もあります。
そこで感じたのはヘッドハントというよりも、適当にばらまきで条件に合う候補者にだけメールを送り付けているだけで、個別に返信が沢山帰ってくることを想定していないのかなと思いました。
潜在的なキャリアプランを確認にも使えない
ヘッドハンターからのスカウトを受けたうえで、キャリアカウンセリングなどもしてもらえそうだったのですが、年収750万円以下のタレント会員の場合は、第2新卒と同等程度の扱いしか受けなかったです。
キャリアプランうんぬん考える前に、雑魚は転職しろと言った雰囲気を感じてしまいました。管理職であれば話は別かもしれませんが、タレント会員の場合は「とりあえず営業職か」「未経験OKの日系激務薄給コンサル」の求人に応募してみてはどうかとやんわりとアドバイスされる程度でした。
JACリクルートメントなども同様だったのですが、この点については、普通の転職エージェントのほうがよっぽど丁寧に個別にカウンセリングしてくれますし、利用しないのは勿体ないと思います。ビズリーチは手厚く転職サポートするよりも、自由に転職してくださいと場所だけ提供されているイメージでした。
ビズリーチには海外勤務の求人は殆どない
ネット上の広告などでも外国人女性が使われていたり海外求人職が多そうな打ち出しだったのですが、全然国内求人ばかりです。ぎりぎり海外関連と言えば、コンベンションを海外で展開している会社の求人くらいで、それも出張が多いですよ程度のものです。
その点で、JAC、リクルートエージェント、dodaはイギリスなど欧米から、東南アジア、中国など東アジアにも支社があるので、海外勤務の募集も多かったです。
アメリカとかシンガポールとか駐在勤務の求人があるかなと、地味に期待して利用したのですが、これもイメージと違いました。
海外求人は登録すれば分かりますが、検索してもほぼゼロ。
他の大手エージェントでは実際に海外勤務求人も紹介して貰えたので、広告でも海外勤務求人が豊富ですと見せておいて、実際にはあまり掲載されていなかったのでガッカリした人は自分だけではないはず。
ビズリーチとキャリアカーバーの比較
リクルート運営のキャリアカーバーについても、ビズリーチ同様に「年収800万円」以上の求人が多いだけで、ポジションの権限(マネージメント)が少なかったり、出来高込みで高年収が達成できるモデルだったり、実際に転職したいと思えるエグゼクティブ求人は少なかった。
唯一キャリアカーバーで評価できると感じたのは、ビズリートと違って、提携ヘッドハンティング企業と言えるようなゴリ押しエージェントがおらず、大手転職エージェントのエグゼクティブ、ハイクラス転職専門のエージェントをしっかりとプッシュしている点。
一球入魂スカウトという機能については、ビズリーチのプラチナスカウトのパクリで、課金した企業やヘッドハンターが登録者個人に直接オファーメールを送れるという機能。
一球入魂スカウトといっても、実際に複数の登録者に送っていることと、送り先の候補者が返信して枠が埋まれば、ビズリーチ同様に返信さえされないような苦情も見かけた。


ちなみに、ビズリーチと違って、あからさまにアフィリエイトプログラムの運営をしていないので、ステマなどで嘘の評判は作られにくいとは感じるが、最近はビズリーチの成功を見てか、アフィリエイトプログラムの運用にも積極的にはなってきている。
キャリアカーバー評判などで調べれば、実際に使ってもいないのに、絶賛するブロガーの記事などはが散見されることからも明らかである。
本来であれば、ビズリーチもキャリアカーバーもプラットフォームビジネスであり、一つのエージェントのみ優遇して、アプローチしやすい環境を整えることはご法度と言えるので、その点で独立系の転職エージェントをメインヘッドハンターに招き入れている点では評価できる。
リクルート運営なので、リクルートエージェントやリクナビネクストなどと利益相反する競合他社であっても、キャリアカーバーは別事業でしっかりと事業計画を立てて、フラットな環境を整えているので、求人の健全性も保てていると思う。
とはいえ、エグゼクティブ系の転職については、結局は日本ではビックプレイヤーとなるようなヘッドハンティング組織というのはおらず、結局は大手転職エージェントの中でエグゼクティブ専門部隊を作ったほうが効率が良いということの裏返しだともいえる。
その点で、キャリアカーバーはそれを清く認めて、一部の大手転職エージェントをしっかりとプラットフォームに噛ませているだが、上述の通り、メインとなるJACなどは参画していないので、その点でいえば、個人的にはキャリアカーバーを噛ませてエグゼクティブ系転職エージェントを利用するよりも、直接利用したほうが健全だと感じた。
最後にビズリーチ、キャリアカーバー、大手エージェントで実際に使ってみて感じた評価をまとめておきます。
【ホワイト大手求人の紹介が多い】
・JACリクルートメント
【積極的に利用しなくても問題ない】
・ビズリーチ
・キャリアカーバー
キャリアカーバーとビズリーチで比較すると、ヘッドハンターからの連絡が多かったのはビズリーチだったが「求人の質」「エージェント(ヘッドハンター)レベル」で見れば、JACなどのほうが上だと感じた。
また、もしも現時点で外資系などで1000万円以上は余裕で稼いでいて、今後は少し落ち着いて仕事がしたいなどでも要望を聞いてくれるので、年収は下がるが、雰囲気が緩い事業会社の管理職ポジションが多くしてほしいなど正直に希望を言うのがいいと思う。