ただ、一部サイトではステマなのか称賛されているのは下記理由からと考えられます。
・紹介アフィリエイト報酬が高い
・悪い評判を隠している
薬剤師でもない企業が組織ぐるみで運営しているようなアフィリサイトでは、ファーマキャリアの悪評は無視して登録に誘導するような内容が多く、ネット上のクチコミ評判は全く参考にならないと感じました。
ファーマキャリアの悪い評判が触れられていないはステマなのか?
ファーマキャリアの薬剤師求人については、個人的に利用した範囲内では平均的だと感じたが、おススメしているステマサイトでは「対応が良かった」「求人の条件がいい」など適当な感想が多かったです。
そうしたアフィリエイトサイトは、ファーマキャリアへの登録を誘導することで、1人あたり報酬を組織ぐるみで貰っていて、当然ファーマキャリアに登録させたいがためにメリットしか書いていません。
※デメリットについては、ファーマキャリアも担当者によって対応が違うので、薬キャリも登録しましょうなどと言って薬キャリのアフィリエイト報酬も獲得しようとしてくる
ファーマキャリアに特別な感情はないので、評判の悪い求人ばかり紹介されて不満を感じたわけではないのですが、そうしたステマのような行為をしている口コミサイトには苛立ちを覚えた私のような薬剤師は多いのではと思いました。
2hなど掲示板で多いファーマキャリアの悪評について
運営しているアデプティマ側としても、それなりにカウンセリングサポートの質について管理は徹底しているのかなとは感じましたが、利用者が少ないのか2chでも言われているように、登録後は電話などで積極的なアプローチはあるようです。
ファーマキャリアに登録して感じる最大のメリットとしては、在籍カウンセラーの数が少ないためか、2chの評判でもありましたが若干連絡が頻度が多すぎると感じる点です。
具体的に感じた不満は下記2つです。
・連絡頻度が多いと感じた
・紹介求人が少ない
ブラックな職場の薬剤師求人を紹介されたくはなかったのと、条件交渉してしまうと内定辞退しにくい懸念もあったため、最終的には別の薬剤師転職サイトで転職する結果となりました。
公式サイトにも記載されていましたが、取り扱い非公開求人数については、大手と比べると少ないと言っていますし、またファーマキャリア側としては非公開求人数の比較に意味はないとのことで、求人数は少ないです。
また、あえてファーマキャリアの強みを挙げるなら下記になるかとは思います。
・登録者の要望に合わせて薬局紹介
・悪質な条件の薬局は紹介しない
確かに大手マイナビ薬剤師、薬キャリなどの薬剤師求人サイトでは、大々的に非公開求人数の多さをアピールしていますが、事業所ごとで被っている可能性もあるのではと指摘しています。
実際にユーザーとして薬剤師求人サイトを利用してみると、非公開求人数がいくら多くても意味はないのは同意で、いかに自分にあった条件の薬剤師求人を紹介してもらえるかのみが重要だと感じました。
その点でファーマキャリアでは、そもそも非公開求人として保有している数が圧倒的に少なく、オーダーメイドとして登録者側の要望を元に求人を集めるので、希望条件自体がブラック上等の高年収薬剤師求人でない限り、ブラック薬局の紹介はないと判断して問題ないと感じました。
電話連絡の頻度などしつこい対応が多い?
アフィリエイトサイトでは、ファーマキャリアのオーダーメイド求人を強みとして、ステマ臭い推奨をしてくるのですが、オーダーメイド求人が、他の薬剤師転職サイトでの求人提案と何が違うのか最後まで分かりませんでした。
また、2chの評判などでは悪く言われていますが、実際にはファーマキャリアには〇〇というメリットがあるので、登録しましょうという類の誘導方法もありました。
とはいえ、営利活動で運営されている薬剤師転職サイトである以上は、ある程度、登録者に対して転職を促す活動があるのは当然です。
ファーマキャリアのみならず、薬キャリなど他の薬剤師転職サイトも同様でしたが、登録後に電話連絡などが多くなるのは仕方のないことで、担当者と上手くコミュニケーションをとることで、連絡頻度を減らすなど「しつこい」対応がないようにお願いするのが現実的な解決策になります。
その代わりに連絡を受けた場合は、ファーマキャリアではコンサルタントの数が限られていることもあり、登録後の内定までの期間は平均で3週間とのことで、効率的な転職活動ができるのも事実です。
オーダーメイドで希望の条件のみを紹介してもらえる代わりに、こちら側としても担当者の期待に応えられるように、それなりにアンテナを張り続ける必要があり、場合のよっては興味のない薬局紹介であっても、転職意思をアピールする必要があるように感じました。
とにかく「しつこい」対応が嫌いという登録者であれば、在籍コンサルタント数が多く、ある程度序盤は機械的に該当求人を紹介してくれるサイトを利用しておいたほうがいいと思います。
ファーマキャリアを退会する方法
しつこい電話などが多く、退会したいと考える人も多いかと思いますので、退会方法について記載しておきます。
下記の2つのステップが必要になるため、非常に退会するのは面倒なサイトです。
・support@pharmacareer.jpまたは0120-978-172に退会を申請
・privacy@pharmacareer.jpに個人登録の削除を申請
退会申請と、個人情報の削除申請が別々で、しかも登録時はウェブ画面で一括登録できたのに、退会ではメールで個人情報の入力を求められます。
メール送信後は、確認のメールまたは電話が来るので、再度回答してようやく退会ができるというのがファーマキャリアです。
しかも公式サイトを見ても、ファーマキャリアを退会する方法が完全に隠されている(そもそも記述がない)ため、退会させたくない意思が明確です。
退会させたくないのが明白で、他のマイナビ薬剤師、ファルマスタッフなど薬剤師転職サイトと比べても、非常に不親切になっています。個人的にはこれが分かっていれば、そもそも登録したくはなかったです。
ファーマキャリアでは最終的に私は面接動向などもしてもらいつつ、希望に近い薬局を探したのですが、見つからず別のサイトで紹介のあった求人で内定を取ったのも納得です。
多くのステマサイトのように、これはファーマキャリアが悪いというわけではなく、タイミングの問題だと好意的に判断することはできるのかもしれません。
こうした小さな積み重ねから、途中退会することにはなるのですが、ファーマキャリアで登録解除する人の心境について若干の考察をしてみたいと思います。
・条件交渉がそれほど意味がない
・連絡が多いわりに紹介求人が微妙
恐らく上記のように感じて退会する人は多いのではないかと思うのは、少数運営の求人サイトに共通なのですが、転職しそうだと担当者に判断されると、基本的には2週間~4週間程度で内定獲得するためのスケジューリングが先方で引かれるためです。
このスケジューリング感は、当然登録者側には共有されませんので、いきなり担当者からのプッシュが強くなったと感じるようになると、転職への温度感にギャップが生まれて、薬剤師業務も忙しいし一度退会してしまおうと考える思考なのではと感じました。
当然連絡が多くなると、条件から若干ずれた求人提案も混ざりこんでくるので、質の面でも微妙と感じる人が出てくるのも仕方のないことだと言えます。
低年収の薬剤師求人を無理やり紹介されないか
年収交渉に強いと言われているファーマキャリアですが、そもそも下交渉の段階で低年収での提案があり、既定路線の年収交渉をして実績上年収アップしましたと言っているのではと感じる人もいるかもしれません。
私自身も利用前はそう考えていたのですが、紹介薬局を他社サイトで調べても、相場としては殆ど変わらない年収が提示されていて、実際にその後年収交渉で数十万円のアップ幅を確認できたので、低年収求人の紹介があるわけではないと言えます。
私はもともと母娘二代で薬剤師で、中国地方にある大学の薬学部を卒業後、母を手伝う形で母が経営する自営業の薬局で働き始めていた経緯もあるので、ある程度薬剤師年収の相場には精通しています。
そういった事情を鑑みても、ファーマキャリアでは基本年収は大手サイトと変わらないが、年収交渉次第で上澄みは期待できるのは確かだと思いました。
ただし、他の大手サイトでも同様に年収交渉には応じてくれるので、最終的には内定が取れれば、年収相場は大手もファーマキャリアも同じなのではと感じました。
ファーマキャリアの非公開求人は派遣薬剤師が中心?待遇などへの不安について
当時の薬局は従業員は母と私のふたりだけで、取り扱っている化粧品のフェアがある時だけ派遣薬剤師、美容部員の方に臨時で来ていただいていて、採用をファーマキャリアのような薬剤師転職サイトを利用していました。
この薬局は商業団地の中に位置し、地域の住民の健康相談所のような存在で、主にOTC薬や生活雑貨、化粧品などを販売しておりドラッグストアに近い形態でしたが、少ないながら処方箋も受け付けていました。
ストックしていない薬が処方された場合も多く、近隣の調剤薬局にお願いしてわけていただいくこともしばしばで、それなりに経営は順調だったのですが、地元の工場稼働が停止するなど打撃を受けて、結局母親の引退を機に閉局しました。
そういった経緯もあり、上京後は大手薬局チェーンに何とか転職して数年間働いたのち、転職活動を始めてファーマキャリアなどいわゆる薬剤師転職サイトに登録しました。
・派遣薬剤師の求人は多め
・非公開求人数でサイトは選ばなくてよい
採用していた時に感じていた上記に沿って、登録サイトも選んだ結果、それなりに不安を感じながらも複数サイトに登録しました。
他の薬剤師求人サイトと比べて好条件なのか
地域に密着し、なんでも相談できるような薬局にするのが薬剤師の母の夢でしたので、そこで働く毎日はそれなりに充実していました。
その意思を受け継ぎ、薬剤師求人サイトでも条件面のみでなく、実際に働きやすい職場環境なのか、将来独立するのに必要な経験を積めるのかという視点でも薬局を探しました。
・薬キャリ(案件数は多いが連絡も多い)
・リクナビ薬剤師(普通)
・マイナビ薬剤師(案件数多く使いやすい)
・ファーマキャリア(案件数は少ない)
ざっくりとした感想ですが、上記のように使い道は別れてくると感じて、早く薬局を見つけて転職したいのであれば連絡頻度の多い薬剤師転職サイトを使ったほうがいいです。
以前の話ですが、地元の運動会などのイベントにも薬局として参加し、血圧計を置いて測って頂きながら、高血圧や他の生活習慣病の危険性についてのお話をしたこともありました。
そんな折、地元の薬剤師会を通して、私の出身校でもあった地元の中学校の学校薬剤師に欠員がでたのでお願いできないか、というお話をいただいたこともあったのですが、条件面では恵まれていたものの、自分にスキル的な上澄みを期待できない職場だと感じたため辞退したこともあるくらいです。
学校薬剤師のお話をいただいた時、正直かなり戸惑ったのも事実で、よく考えるうちに今回のことは母の力に頼らず自立するよいチャンスなのではないかと思うようになったのも確かです。
そして自分の力を試すために、これまで全く知らなかった新しいことに挑戦してみるのもいいかもしれないと思うようになり、学校薬剤師としての仕事ではなくても、自分の薬剤師としての知識を生かし、地域に貢献していくことが自分の夢なのだということを再認識するきっかけにはなりました。
履歴書と志望動機対策についてのサポート
学生時代、薬剤師の仕事についても学んだことがあったとはいえ、どちらかというとOTCメインだった私は、調剤の実践の経験は少なく、最初はまったく手さぐりの状態でした。
ファーマキャリア含めて利用した薬剤師転職サイトで、薬剤師がやるべき業務のマニュアルが既に作成されており、その手順に従って履歴書の作成、志望動機を構築していき、希望の薬局で最終的には内定を取ることができました。
転職後は、数年働いた後、再度学校薬剤師のお話を貰い、保健安全計画の立案、プールの水質検査、水道や給食室など各種施設の衛生管理・指導、教室内の環境衛生検査(炭酸ガス濃度や落下細菌)など多岐に渡る業務を担当しています。
すべてのことが初めての経験でした。学校薬剤師は私ひとりだけでしたので、なんでも自分の判断でかじ取りをしなければならないところが大変でもあり、興味深いところでもありました。
薬剤師としてもなかなかできない経験ができ、この仕事をお受けしたことにとても満足しると同時に、薬剤師転職サイトを利用するのであれば、5年~10年スパンで薬剤師としてどうなりたいのか、アドバイスを貰える担当者についてもらうことの重要性を実感しました。
人生には時折、自分が予想もしなかったことが起こるもので、今回の私の転職体験がまさにそうで、一度自営業から薬局薬剤師として転職して、現在は以前話を貰っていた学校薬剤師として勤務しています。
今まで知らなかったことには学ぶべきことがたくさんあり、ファーマキャリアでは内定を決められなかった私ですが、未知の仕事であっても挑戦してみることが大切で、その点で志望動機など上手く組み立ててくれるカウンセラーをつけるのは有利に働くと感じました。