ミドルの転職の評判が悪い理由とは?実際に使ってみた感想


ミドルの転職の評判は2chなどの情報量が非常に少ないことからステマが横行していることを知っていますか?

ミドルの転職とはエンジャパンが提供している30代以降に向けたハイクラス求人を紹介している転職サイトです。

他の転職サイトと同様に転職エージェントはないため、基本的にはスカウトメールを待つか、自分から求人に応募するかのどちらかで選考に入ります。

ミドルの転職を使っていて感じた点は以下の3点です。

・求人が異常に少ない
・ハイクラスの求人はほとんど外資系
・まともなエージェントがいない

ここでは、私がミドルの転職を使ってみて、なぜ使うべきではないと判断したのか詳細をまとめておきます。

ミドルの転職でよく書かれているメリットは嘘ばかりだった。

まず、ミドルの転職を登録した理由としては、30代での転職を検討した時に、ピンポイントで提供されているサービスがほとんどなかったからです。

登録前に検索をして悪い評判について調べた時に、ほとんどの評判サイトに悪い評判が書いておらず、

・30代の求人が充実
・ハイキャリア求人も豊富
・コンサルタントが選べるのでミスマッチが生じにくい

という3つのメリットを書いているサイトがしつこいくらい多かったため信用して登録をしました。

しかし、冒頭の文章と矛盾してるため気付く方もいると思うのですが、全くの嘘を書き連ねたステマサイトであふれてたというのが現実でした。

私の経験を通して、これらの嘘のメリットについて書いていこうと思います。

30代の求人が充実しているのは大嘘?

まず最初に一番書かれていたメリットである30代の求人が充実しているという点ですが、これに関して、私が利用した感じでは多くないという印象を受けました。

実際に紹介している求人数は90000件と見た目としては少なくはないのですが、求人内容に被りがある、紹介エージェントが違うことで実際のボリュームは50000件程度だと考えられます。

また職種に偏りがあり、紹介ボリュームの90000件のうち40000件弱がサービス職か技術職であり、ハイクラスがウリで、管理職などのポジションを狙っている人には一切お勧めできません。

私自身は管理職などのポジションを狙っていたわけではありませんが、経営管理の職種で探していましたが、年収などの条件を合わせて希望にマッチしたのは100件ほどです。

待遇や、仕事のやりやすさを考えた時に業界などのマッチングも考慮しなければいけないので、実際に応募できそうだと思う求人は10件ほどと、どう考えても求人が充実しているとは言えませんでした。

ハイクラス求人が外資系のみで紹介業者もほとんど同じだった?

次にハイクラス求人も豊富というメリットに関してですが、そのようなことを書いた人間は本当に一度でもミドルの転職に触れたことがあるのかと疑いたくなるレベルでした。

ハイクラスというと、年収では1000万円以上という印象がかなり強く、ミドルの転職自体が親切にも1000万円以上の求人という項目を用意しています。

私が利用した当時は件数が6000件ほどで、最初の項目からすでに英字の羅列が始まっていました。
つまり、外資系企業の求人がハイクラス求人として用意されているのみで、国内企業の求人は皆無に等しかったです。

国内の企業で1000万円提示の求人が少なく、外資系の求人を載せている点まではまだ仕方ないと思いますが、担当エージェントを見ると実にその8割がロバートウォルターズでした。

転職サイトを利用してハイキャリア求人を探すような人のほとんどは、そういったハイクラスなエージェントに断られた人間が多く、私自身もその一人です。

ハイクラスのエージェントを利用できない人間にとっては、ミドルの転職でハイクラスの求人は用意されていないに等しいです。

もし、ハイクラスの求人を希望するのであれば、ハイキャリア向けのエージェントにまず登録した方が良さそうです。

まともなエージェントに巡り会えなかったミドルの転職

最後にコンサルタント(サポートしてくれるエージェントのこと)が選べるのでミスマッチが起きにくいというメリットについてですが、この点に関しては全く意味のないメリットでした。

そもそも、一般人の私からしたら、どこのエージェントにサポートしてもらうのが良いのか、どこのエージェントが自分の望む業界に本当に強いのかわかりません。

それに、先ほど言及したようなロバートウォルターズのような有名なエージェントならば、まだしもハイキャリア向けではないエージェントはほとんど無名で実績なども書いてありません。

登録しているエージェント自体がかなり少ないため選択肢も狭い、求人がサービス職、技術職に偏っている以上、私が志望した職種に関してはそれ以上に選択肢が狭まります。

つまり、エージェントを自分で選べるからミスマッチが起きないとメリットに書いているようなサイトは、

・そもそも実績を書いたエージェントがほとんどいない
・エージェントの選択肢が他の転職サイトよりも狭い

という2つの理由からステマをする目的で虚偽のメリットを書いているサイトであると断言しても問題ありません。

実際私が利用した際は、経歴を書き込む前からワークポートというブラックエージェントから「経歴を拝見しました」という始まりでスカウトメールが届き驚かされました。

ミドルの転職経由で応募した求人の質はどうだったのか。

先ほどブラックエージェントというように書きましたが、当時の私はブラックだとは知らずに、ミドルの転職経由でワークポートに登録をして実際に転職のサポートをしてもらった経験があります。

最初のスカウトメールに関しては無視をしていたのですが、ゲーム業界の経営企画の求人があり、応募したところ偶然担当エージェントがワークポートでした。

ワークポートはIT業界に強いエージェントと言われており、私もIT企業、特に新興のゲーム会社などの経営企画に就ければ良いなという思いをもっていたので不信感はありましたがお世話になることにしました。

結論から言うと、最初に自分が応募した求人に関しては、ミドルの転職に掲載されていたはずがすでに募集を終了していた、釣り求人だったことが発覚しました。

面談に行った際は何かしら私のキャリアに難癖をつけて自分たちの得意な条件・職種で転職を促してくる典型的なブラックエージェントで、1つの求人だけ念の為応募してそれ以降は利用しませんでした。

他にもスカウトメールを送ってくるエージェントがあったのですが、ネットで調べる評判が非常に悪く、ミドルの転職内でアクティブに動いているエージェントのほとんどがブラックであるという感想を抱きました

唯一快適に感じたのが、他の転職サイトと違ってスカウトメールがそこまでしつこくないという点のみです。

万が一今後、ミドルの転職の利用を考えている人はそういう点には十分に気をつける必要があると考えられます。

どうしてミドルの転職が最悪な転職サイトになるのかを徹底解説

ステマサイトで書かれていたメリットと、私の経験の矛盾点について紹介してきましたが、これだけでは個人の経験に過ぎず納得できない方も多いかと思います。

ですが、ミドルの転職がいいものではないというのは経営母体、ビジネスモデルなどからある程度論理的に説明をすることができます。

・登録者の稼ぎ方をアフィリエイトに依存している可能性がある
・エンジャパン自体が優良エージェントと取引できていない

これらの2点について詳しく説明していきます。

2chをみても無駄、どうしてステマサイトであふれているのか?

最初に評判を検索した時に、同じようないい評判を書いているものの悪い評判を書いていないというサイトが多かったため、そこで違和感を感じるべきでした。

ですが、同じようなことが書いてある=多くの人がそういう風に実感しているということではないかと考えてしまうとステマサイトの手法にまんまとはまってしまいました。

ミドルの転職の評判で検索した時にステマサイトばかりが出てくる原因としては、先ほども少し言いましたがミドルの転職はエージェント側、利用者側どちらも利用者が少ないことにあります。

利用者が少ないと口コミ投稿だけでなく、2chでの評判も見つけることがかなり困難になります。

なぜミドルの転職の利用者が少ないと考えるかというと、ミドルの転職に登録しているエージェント数は400前後と、他の転職サイトと比べても圧倒的に少なく、それに比例して他のサイトよりも利用者が少なくなるためです。

利用者が少ないとそれに応じて、評判も上がって来づらくなり、いい評判と悪い評判、共に形にすることができません。

ですが、ステマサイトはそれでもアフェリエイト報酬のために登録する方向に持っていきたいので、いい評判が多いかのように装っていますし、万が一質が悪くても2chなどで調べても出てこないため情報操作が容易になりますF。

アフィリエイト報酬に依存してサービス向上を諦めている?

このようにステマサイトが溢れているのも、推測に過ぎませんが充実したアフィリエイト報酬をステマサイトに払っている可能性が非常に高いと考えられます。

ミドルの転職が取り扱っている30代以上の転職市場は最近になってようやく活発になった市場です。

その理由として、今までは30代まで勤めていた会社には定年まで勤めるだろうという固定概念があり、転職に踏み切る人が少なかったことがあります。

しかしながら、インターネットが普及し得られる情報が豊富になった今、昔とは違って30代からの転職を考える人が増えてきました。

エンジャパンは、かつてもインターネット上で転職サイトを早い段階から始めた先駆者的な存在でしたが、新しい形態をとったことで評価されていたに過ぎず、サービスの質が評価されていたわけではなかったようです。

そのため、エンジャパンは新規市場に入る時に新しい形態でサービスを構築する能力はあるものの、サービスの質を向上させる能力が低いことから、登録者を増やすための手段をアフィリエイト報酬を払いステマサイトに宣伝させるという方針を主に据えていると考えられます。

サービスの質を上げるためにはエンジャパンには限界がある?

ミドルの転職がサービスの質の向上させるために必要なこととしては、やはり登録しているエージェントの母数を増やすことが必要だと考えられます。

しかし、転職サービスを利用者側からしか考えたことのない私で思いつくようなことであればすでに経営母体であるエンジャパンが実行していないわけはありません。

それでも、どうしてこのような状況から抜け出せていないかというと、エンジャパンのメインコンテンツがずっと転職サイトだったということにあると考えられます。

リクルートや、マイナビのような大手の転職サービスを提供する企業のメインのコンテンツはリクルートエージェント、マイナビエージェントといったような企業と登録者を直接つなぐサービスにあります。

ですが、エンジャパンの場合enエージェントがサブである程度でメインのコンテンツになっていません。

マイナビミドルシニアというエージェントで言えば、ミドルの転職よりもエージェント数を豊富に揃えているようです。

やはり、エンジャパンのように現在転職業界でメジャーなサービスがBtoBの紹介業ではなく、BtoCの紹介業であることを理解していない時点で、転職業界への会社単位での理解が薄いのではないかと感じます。

しつこいようですが、エンジャパン本体の業界理解の薄さが原因となって、ミドルの転職というサービスの成長は今の状態が限界であり、今後も使う必要のないサービスであると私は考えています。

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