テックエキスパートの評判の嘘について元受講生の私の本音

はっきり言って、テックエキスパートは50万円以上も払って通う価値のないプログラミングスクールだと言うのが、私の本音である。

理由としては、下記の2点。

・卒業後の就職に弱い
・カリキュラムに無駄が多すぎる

卒業した同期で実際にスクール経由で就職したのは全体の2割程度、半分くらいはエンジニア転職ができずに、前職と同じ仕事に戻った人も多い。ここでは元受講生として、なぜテックエキスパートは通う価値のないプログラミングスクールなのか説明する。

テックエキスパートの卒業生が多すぎて希少価値を失っている

以前までは、プログラミングスクールでは、ありえないカリキュラム内容で人を集めた詐欺まがいのスクールが多かった。

悪評の多いスクールだと、侍エンジニアは2018年あたりから元受講生が、かなり内情が滅茶苦茶だと言った摘発記事が増えていた。

テックエキスパートも徐々にこの状態に近づきつつあると感じているのだが、受講生が増えすぎて、テックエキスパートを受講する希少性が落ちていると感じた。

その下記の理由からである。

・受講生のスクリーニングがない
・卒業生の就職後のパフォーマンスの顕在化

つまりテックエキスパートを卒業した未経験エンジニア達が、就職したのが2017年〜2018年だとすると、2019年あたりで1年前後の就業経験があるわけで、使えないエンジニアであることが企業側にも浸透しつつあるのではないかと思う。

実際に、卒業後の就職斡旋では、テックエキスパートの独占的な求人というのは、ほぼ皆無で大体が自社サイトでも、未経験エンジニアを募集しているレベルのクソ企業ばかりだった。

時間稼ぎのためのカリキュラム

私は20代で2019年春にテックエキパートの転職コースを3か月間受講したので、まだカリキュラムは同じはずだが、テックエキスパートでは下記の不満を感じた。

・前半の基礎カリキュラムはほぼオンラインで通学の意味がない
・メンターは8割くらいは適当に仕事していると感じた
・卒業後のサポートが微妙

とにかく10週間のうち、教室に行くだけで殆ど自習でしかない期間が50%以上ある。

この前半の部分では一応出席はとるのだが、機能していない。というのも、以前までは転職保証コースで3日間以上の無断欠席をすると、強制退学になっていたのだが、現在では転職コース、フリーランスコースで強制退学は事実上存在しないからだ。

中間テストで合格できない場合の強制退学の噂について

進撃する人が以前言及していたが、テックエキスパートでは中間テストがあり、それに合格できないと強制退学になるというシステムである。

2019年以降は制度が変わったためか、合格できなくても退学にならない。そのため、半分くらいの人は、何回も中間テストを受けることで、回答を暗記してテストに合格していた。

出題内容については、html、cssと若干のrubyによる簡易プログラム構築だった。が、基本的にはカリキュラムに似た問題があるので、合格するのは全く難しくない。

にも関わらず、不合格になる人が多いのは何故かというと、サボっている受講生が多いからである。私のチームでは、前半の自学自習メインの期間は週一lくらいでしか通学していないものもいた。

彼はプログラミングのレベルは全く上がらず、チーム開発でもチームの足を引っ張った。他のチームでは、中間テストの突破が遅れた人だけで構成されたチームもあったので、運悪くそのチームに配属された人は地獄だと思う。

前半の基礎カリキュラムはほぼオンラインで通学の意味がない

事前学習期間は2週間あるのだが、その時点でアクセスできる教材が、テックエキスパート入学後に2週間の時間が与えられて取り組む「基礎カリキュラム」である。

これはテックエキスパートの簡易版であるテックキャンプと同じ内容のカリキュラム。

内容自体は、一般的な内容でインターネットでも検索すればqiitaでも、初心者エンジニアがまとめているような内容が多く、参考資料にもqiitaのurlが貼られていることも多い。

内容については、悪くしようがないので、不満は感じなかったが、これを通学スクールで、渋谷の教室に通わせて取り組ませる意味が不明だった。

具体的には、2週間の事前学習期間(在宅)のうちに取り組ませて、質問もオンラインで受け付けられるべきだと思ったのは、現在通学するための教室の人数はオバーフローしており、在宅のほうがここは確実に効率が良い。

しかしdivが在宅を許さないのは下記理由からと推測される。

・仕事を辞めさせて通学させたいから
・無料解約期間の2週間を退路をたった状態で過ごさせたい

恐らくこの2点につきるはずで、効率性のみを考えた場合、どう考えても通学させる意味はないカリキュラムだった。

ちなみに、テックエキスパートは本コース(通学)開始後に、キックオフというミーティングがあるのだが、そのミーティングに参加した時点から2週間は無料解約できて、全額返金される。

ただ、実際は既に会社を辞めて入学している人が殆どで、後戻りできない状況なので、途中で辞めたのは1割程度だった。

結論としては、入学後の2週間は無意に感じる瞬間も多い

テックエキスパートに通って感じた忖度なしの不満について

私がテックエキスパートのステマブロガー達がイラつくのは下記の理由からだ。

・卒業すればエンジニアとしてキャリアチェンジできる(嘘)
・カリキュラムが素晴らしい(大嘘)
・メンターにも良い人がいる(嘘)

卒業したらエンジニアになれるかというと、同期のうち半分くらいは実際に卒業後に転職活動に苦戦して、エクセル9割使うようなエンジニアなのか意味不明な仕事しか紹介してもらえなかったり、仕事を辞めてきている「足元を見られた」転職活動を強いられている同期も多い。

また、そもそもエンジニアは向いていなさそうと感じて、卒業後にニート化してしまった同期もいる。これは多くのステマブロガーは語りたがらないのは、裏でテックエキスパートに監視されているからと言えるだろう。例えば、インタビュー動画をテックエキスパートに撮ってもらっているような「テックエキスパート公認ブロガー笑」のような人も、テックエキスパートの評判を良いように記事にして、アフィリエイト広告に誘導しまくっている。

評判を操作する悪いブロガー達について

彼らに罪悪感はないのだろうか?少なくとも、私はテックエキスパートにスポンサードしてもらっていて、このリンクからテックエキスパートに馬鹿なあなたが申し込んでくれたら、ステマブロガー達は1万円のアフィリエイト報酬を貰えるますと公言するべき。

カリキュラムが素晴らしいという絶賛についても私はそうは感じなかった。まず、基礎カリキュラムコース(序盤の2週間)は、ひたすら修行のように一時間以上の通勤をした上で、オンラインテキストを教室で読んで学習するだけ。

この基礎カリキュラムについては、多くのステマ芸人は触れていないが、同期の多くは通学型のコースであるにも関わらず、殆ど教室に来ていない輩もいた。

というのも、教室に来ても来なくても、序盤はあまり難しくないので、教室メンターを呼ぶ機会も殆どなく、家でオンラインで全て完結させることができるからだ。

内容としては、プロゲートよりは大幅にマシではあるが、基本的にはミニアプリを実際に手を動かして作りつつ、ruby on railsやjavascriptの概念を習得していく。

これだけ聞くと完成度の高い素晴らしいテキストに聞こえるかもしれないが、そもそも通学する必要はないのではと感じた。事前学習期間も2週間あるため、進んでいる同期は2週間の学習期間に基礎カリキュラムを終了させていて完全に暇そうだった。

暇になった時間で、自分のオリジナルアプリを作ることはできるが、そもそもそこまで自走能力のある人材であれば、テックエキスパートになんか来なくてもいいのにと個人的には思った。

基礎カリキュラムが終わると、オリジナルアプリを作成する課題が与えられて、1週間の期間で通常カリキュラムと平行してオリジナルアプリ開発をすることになる。

オリジナルアプリを作るという課題自体は、非常に素晴らしいと思うのだが、なんとオリジナルアプリ作成については、メンターに一切質問することができない。

金を払っているのに、なぜカリキュラムで与えられる課題に対しての、アドバイスが貰えないのかが意味不明だった。そのせいか、私の同期ではオリジナルアプリを完成させて発表できたのは、全体の1割程度で発表会も、4人くらいしか発表しなかった。

オリジナルアプリ開発なんてやる意味あったのだろうか?という疑問が拭いきれない。というか、やるならちゃんとサポートして、それ専門のメンターも雇うか、しろよと一喝してやりたい気持ちになった。

カリキュラム後半については、個人的には満足している。というのも、カリキュラム後半では、かなり複雑に混みいったアプリを作る。リアルタイムチャットアプリの作成では、実際にデプロイ(本番環境へのアップ)までするので、実際に自分のスマフォなどからでも、作ったアプリを確認することができる。デプロイの経験をすることで、実際に受諾メインのフリーランスなどではなく、個人開発者としてでも独立できるようになる可能性を感じることはできた。

ちなみに、チャットアプリではjavascriptとrailsを使うのだが、こうした複数言語を組み合わせて開発する方法というのは、ネット上では初学者向けにはあまりコンテンツが充実していないので、テックエキスパートでカリキュラム化されているのに対しては、3万円くらいは教材だけでも払う価値はあると思った。

「テックエキスパート 評判」で検索してヒットする多くのステマブロガーは、テックエキスパートの犬でしかなく、殆どデメリットについて触れていない。

まるで、テックエキスパートに通えばエンジニアになれて、年収500万円くらいは稼げるようになるような誘導ばかりしていて、正直に言ってムカついている。

オンラインでのテックコネクトのメンターがゴミすぎる件

ちなみに、前半の基礎コースでは、対面の教室に常駐しているメンターに質問ができるので、その場で分かるまで教えてもらえるのと、凄くうざい態度のメンターはいなかった。私は前半のカリキュラムではメンターは5回くらい呼んでいるが、総じて社会人としてのマナーもわきまえた良いメンターは多かった。

しかし、オンラインでの質問に回答する雇われメンターは酷かった。質問しても、テンプレ回答しかしないやつ、すぐにカリキュラムの何章をよく呼んでくださいといって、チャットや電話を終了させるやつ、など流れ作業で対応しているメンターが多いと感じた。

特に、習ってもいないコンソールのコマンドを知らないのか?といったゴミを見るような目で見てきたメンターの顔は一生忘れないし、そいつが教えてくれなかったおかげで2日くらい無駄にした。

エンジニアは自分で解決しないとやっていけないのは理解できるが、それとエンジニアスクールでメンターが質問されても、非常に曖昧で適当なヒントを出して、電話を切ろうとするのとは話が別だ。僕は、それでテックコネクトで質問するのが怖くなり、テックコネクトを利用することがなくなった。結果的に、同期に質問してお互いに教え合う習慣ができて、今でも仲良くやっている仲間ができたのはテックエキスパートの最大の功績だったとは思う。

卒業後の就職サポートが最悪な件

ぶっちゃけると、SESと受諾メイン、業務内容にエクセルが含まれる、営業に近い顧客対応があるゴミ求人の紹介が非常に多かった。

一応、自社開発求人も紹介できるアピールのためか、何件か紹介(というか見せてきただけ)はあったが、カリキュラムのレベルを遥かに超えたコーディング試験が課せられたり、回答できても未経験は最初から落ちるのが既定路線の求人ばかりだった。

ちなみに、自社開発の企業でのコーディング試験については、対策方法などは全くアドバイスはなく、6時間以上のコーディングテストを受けさせられて、何とか一部完答したものの、普通に落ちた。つまり、最初からSESか受諾開発の企業以外を、卒業生が合格するとは考えておらず、サポートも適当だと感じた。

ちなみに、自社開発以外は行きたくないと伝えると、高圧的にSESなども門戸を広げないと転職サポート自体を続けるのも難しいと言われた。こちらとしては、既に50万円近く払った上で来ているため、転職できないと困ることが分かったうえでの対応だと感じた。

テックエキスパートには、転職コースとフリーランスコースの2つがあるのだが、実質的には殆どの人は、転職コースに進んだ。ちょうど2019年4月から、転職コースが面接なしで受けられることになったため、今はフリーランスから転職コースへの変更はできないと思う。

転職コースでの、転職サポートについてだが、キャリアアドバイザーと名乗る運営会社divが運営する転職サービスに在籍するエージェントが、卒業後のサポートをしてくれるというサービス。

ここでも不満を感じたので、箇条書きでまとめておく。

・紹介企業は基本的にはSESか受託
・自社開発を希望しても受託やSESの方が向いているのではと誘導される
・紹介企業でwantedlyで見つからない企業は1割程度

要するに転職サポートを受けても、特に独占案件が沢山あって、テックエキスパート卒業生のみが優遇されるような紹介企業は、かなり少なく、しかも卒業生の多くが、その1枠に対して大量に応募するので、逆に難易度は高くなっていると感じた。

またウェブテストを書類選考後に受ける自社開発は多いが、明らかにカリキュラムを逸脱したレベルのテストを受けさせられて、プログラミング力が足りていないと落とされるので、それほど紹介企業の担当者とキャリアアドバイザーは話ができていないのではと感じた。

また、自社開発企業の転職斡旋はそれほど多くはなく、初めのキャリア相談で、かなり受諾やSESも検討するべきと思想誘導された。恐らく向こうとしては、転職させやすく、年収も対して変わらないため紹介マージンも同じなので、簡単に紹介しやすいSESなどに興味を持ってもらいたいのだろう。

自社開発で現実的に行けそうな企業については、紹介企業が30社あったら2〜3社程度で、テックエキスパートに入って自社開発企業に行きたいと考えるのは、愚策だと思う。

そのため、テックエキスパートをお勧めできるのは、SESでもOK、自社開発は運が良ければいければいい、個人開発者として名を馳せたいなどの人であればいいのだが、本気で自社開発のみを目指している人にはお勧めできない。

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