エン転職は評判通り使いものになりませんでした。
エン転職はかつては、大手三社と並んで非常に強い力を持っていた転職サイトでした。
というのも、ITが普及しきっていないときにインターネット上での求人閲覧を初めてやった会社だからです。
ですが、ここ最近は非常に評判が悪くなってしまい、大手どころか中小転職サイトよりも評判が悪くなっています。
なぜこのようなことになってしまったのか、会社の変遷を含めて説明していこうと思います。
エン転職が使いものにならない理由3選
エン転職が第二新卒にとって使いものにならない理由としてあげられる理由が、
- 求人の量がとにかく少ない
- ブラック求人が多い
- 自動送信メールがしつこい
これらの3点が全く使いものにならない理由です。
使えない転職サイトのお手本のような内容となっているので、興味がない人は飛ばしてしまって構いません。
しかしながらエン転職に登録を考えている人は一度目を通して考え直して欲しいと思います。
関東圏以外では使いものにならない求人数
エン転職の求人の少なさはかつて肩を並べていた大手企業と比較すると5000件と最上位のDODAと比較した場合は約8倍の差があります。
それに加えてほとんどの求人が関東圏に集中しているので関東圏の人以外にはほとんど利用ができないというデメリットがあります。
ここまで求人の範囲が狭まっていると、地方在住者にはかなり使いにくい転職サイトとなっています。
全国的に広告もかなり打っているのにも関わらずそのような地方在住の人にとってはかなり不便なものだと考えられます。
地方在住の方であれば利用は一切オススメできません。
ブラック企業ばかりで使いものにならない
2chの口コミを見ていて多かったのが、バスの運転手であったり、タクシーの運転手であったり、普通の転職というよりもランクを下げた転職、もしくは正社員を目指すだけお目指すだけといった人用の求人が多いようです。
また、求人票に完全週休二日と書いてあるのに面接にいってみたら隔週の土曜日は出勤しなければならなかったなどと、求人票との乖離が生じていることもあります。
こういったかなりのブラック企業に関する情報をエンジャパンが経営しているカイシャの評判というサイトではフェイクの口コミがあって、あたかもホワイト企業であるかのように偽装していることもあるようです。
そのため、ある程度インターネットで評判を調べてブラック企業に備えていたとしても、エンが経営するカイシャの評判によって隠蔽されているというかなり悪質な状況になっています。
唯一評価されている点はサイトのレイアウトくらいで、これに関してはネット上での転職サイトの先駆けといったところですが、それでも利用価値がないことには変わりありません。
特に第二新卒にとっては情報収集をしても通用しないという点でもはや使うのが危険といったレベルになっています。
自動配信のメールがとにかくしつこい
最後のエン転職のよくない点として挙げられるのはメールのしつこさです。
自動配信のメールであたかも自分のスキルとマッチしているかのように送られてくるのですが、詳しい内容を見てみると全くマッチしていないということがほとんどのようです。
実際に私も登録した時には、スカウトメールとしてタクシードライバーの求人が来たこともありました。
正直大手のサイトのはずなのにここまで適当な対応があるものなのかなと当時かなり驚いた記憶があります。
2chをみる限りでは未だにそういった状況が続いているようですが、現在精力的に広告を打った結果登録人数が増えており今後大人数に対してこれ以上この対応を続けるのが問題視されたら多少改善されるかもしれません。
エン転職の利益重視のクソ営業手法に辟易
第二新卒に置いてもっとも重要なのは、幅広く転職先を考えることが出来るということです。
タイトルにも書いている通りエン転職は求人掲載数が他のサイトと比較して圧倒的に少ないため、そのような部分で第二新卒の転職で全く使いものになりません。
なので現状はオススメしません。
どうして、かつて大手と張っていたような企業がここまで落ちぶれてしまったのかを説明していこうと思います。
エン転職は利益重視のクソ企業
エン転職はもともと2000年にエン転職コンサルタントという形でスタートしたサービスでした。
当時は転職サイトとエージェントの区切りがほとんどなかったようで、求人に対する対応もエン転職で行なっていたようです。
しかしながら、様々な会社が転職市場に台頭して、サービス内容が多様化したため、エン転職も多様化することになります。
しかしながら、彼らが扱ったのは市場ボリュームがかなり少ないハイキャリア向けの転職支援が主なものになっていて、一件の成約料が多いものを重視していったようです。
その時は、まだハイキャリア専門のサービスも少なかったためにその手法である程度問題なかったようですが、その結果取引件数を絞ることになり、大手と大きく離された求人取扱数になってしまいました。
このように一件一件の成約料を重視するという姿勢は現状でも変わっていないようで、今では人の入れ替わりの激しいブラック企業であったり、評判の悪いブラックエージェントとの取引がメインとなっているようです。
そのため、第二新卒のように転職知識が少ない人が登録してしまうと結局そういった悪徳なエージェントの手に堕ちて冷静な判断力を奪われてブラック企業に入ってしまうなんていう可能性も非常に高いです。
このように利益ばかり重視した結果、載せられている求人もエージェントもかなり質が悪いものになっており、エン転職を使うくらいならマイナビ転職やリクナビネクストを使う方がまだマシという状況になっています。
転職以外のサービスに執心していることが仇になっている
エン転職はエンジャパンのデジタルメディア事業という形でスタートしたもので、転職市場での利益があまり出てこなくなったためか最近では、他のサービスのパクリばかりを出して迷走しています。
たとえば、会社の評判の口コミを閲覧者から集めてソートしている転職会議のパクリである、カイシャの評判なるものを立ち上げていたり、大手のマイナビやリクナビに習って婚活サービスを立ち上げたりしています。
転職会議を経営するリブセンスはそれが本業で、他の大手はメインの収益源が安定していることから、そういうビジネスに手を出せるというのはある程度納得できます。
しかし、現状基盤であるエン転職がガタガタのエンジャパンがそういうところに手を出して本業がおろそかになるのはかなり不安な部分が大きいと私は思います。
婚活であったり、新進気鋭の評判サイトであったりと、先行者有利である人材系のサービスに置いてパクリビジネスが栄えたことはまずありません。
特に婚活に置いてリクルートが経営するゼクシィは圧倒的な強さを持っており、エン婚活がそこまで台頭できるとも考えづらいです。
採算の取れないサイドビジネスに、人材と金銭的なリソースを割くことによって、これ以上本業であるエン転職側のノルマアップや、利益重視で利用者を金としか思わないサービス提供が続くとエン転職は本当に使いものにならなくなります。
しかもそういったしわ寄せは基本的に第二新卒のような相対的情報弱者に行くため、今後第二新卒特集であったり、専門サービスなど開始しても利益重視の可能性が高くそちらも利用価値がないのではないかと考えられます。
エン転職の広告の本当の意味について
エン転職が求人数が少なくなっても、なお人々の記憶に残っている理由はテレビやネットでの広告に力を入れているとい部分が強いと思います。
現にエン転職はかなりの量の広告を打っていて、有名タレントを起用した広告なども多く打っています。
特に印象的なCM内のセリフとして、「転職は慎重に」という内容です。
転職してもらわないと紹介料云々で困るのは彼らなのに広告でそのようなことを言わせているのはイメージ戦略の一つだと思います。
かつてエングループの転職サービスはかなりサポート面での評判が高かったようで、2chの過去スレを見ていても中々に評判が高いです。
そういったかつての姿に自分たちを戻そうとして、まず広告でイメージ付けをしているのという印象がポジティブに考えるとあります。
その一方で、最近多いガツガツ転職をさせてくるエージェントに対する批判の意味合いも含まれています。
エン転職は他の競合で決まった企業の批判をするなどかなり悪どいやり方をするという口コミも多いので、確かに慎重に転職させる節はあるようですがやり方としては如何なものかと思います。
とはいえ、広告効果で今まで離れていった登録者や、契約求人も増えてきているようで、アクティブユーザーが増えればかつてのような評判のいい転職サポートをしてくれる可能性もあるので期待できる部分ではあると思います。
しかしながら現状では特に第二新卒にとっては使うべきではない、転職サイトであるという判断は変わりません。