この記事ではいかに効率的にカプコン、またはカプコンのゲームの開発を行うことができる企業への転職をどのようにすればいいかを説明していこうと思います。
最初に言っておくとカプコン本社およびその子会社への転職は他の企業と比べると選考フローがやや複雑で、時間もかなりかかることで有名なのでそこまで時間をかけられないという人は気をつけてください。
そのように、ある程度時間が必要になるからこそより効率的にピンポイントで狙っているのであればこそ、効率的な転職プランを選択する必要があると考えてこの記事を書きました。
今回説明するのはカプコン、およびそれらの関連企業についての情報と、それらの会社に入社するためにはどう言ったエージェントを利用するべきなのかを解説していこうと思います。
どうしてカプコンに入るかを考えてみる
まず最初にカプコンへの転職を考えている人はどうしてカプコンに入りたいのでしょうか?
もちろんゲームが好きでそれらに関わりたいからという理由を持っている人がほとんどだと思うのですが、ゲーム会社は内製(全てを社内で作って発売できる状態に持っていくこと)の体制を持っている会社は少ないものの、カプコンは内製の体制を保持しているため本社への勤務がメインとなります。
シリーズの続き物の企画の場合はどちらかというと本社勤務を目指して転職をするべきなのですが、すでに出ている版権を活かすなどの場合はそれらの関連企業に入社することもオススメします。
この項目で説明することはカプコンの会社本体の説明と、実際にカプコンの面接を行なった人の口コミをまとめていこうと思います。
カプコンの本社と関連企業について
現状カプコンが行なっている事業は、コンシューマー向けゲーム機の開発、アーケードゲーム機の開発、回胴式遊技機の開発(パチスロの開発)の3つが主になっています。
前者2つはカプコンという名義で開発・販売をしていますが、後者に関してはエンターライズというカプコンの完全子会社によって開発を行い、フィールズ社が販売を行なっています。
また、2018年の4月に不動産の賃貸をメインで行なっている株式会社カプトロンという会社を子会社にしたので、カプコンで行なっている事業は主にこの4つとなっています。
カプコンの本社は大阪にあるのですが、現在は開発ビルを2つ大阪に持っている他に、東京にも支店を置いており、基本的に面接などは東京・大阪のどちらでも行うことが基本的には可能になります。
しかしながら、最終面接は基本的には大阪の本社で行うことが多くなっているため、関西地方に住んでいる人にとっては移動による負担はそこまでないと考えられます。
カプコンの社内の開発体制としては、設立直後の経営難が続いていた時期を抜けてその危機を脱したあたりから、社員の世代交代のサイクルが早いのが特徴で、若手であっても実力があれば責任者を担うことも大いにあり得ます。
そのため、開発会社でありがちの老害が居座って自由な開発環境がないという状況が起こりにくく、比較的フレキシブルな開発体制を持っており、上からの理不尽な圧力による退職なども少なく職場環境としては比較的いいものだと考えられます。
しかしながら、回胴式遊技機開発を行なっているエンターライズは業界柄その特徴を受け継いでいないので、グループ企業だからと言って同じような状況と勘違いしないように気をつけましょう。
カプコンの選考に置いて気をつけるべきこと
次にカプコンの面接を受けた人の実際の口コミを紹介していきたいと思います。
以下の口コミは27歳の時点でカプコンの本社への転職を志望したA氏から寄せられたもので、個人的な感想も含まれているため、個人差はありますが参考になれば幸いです。
私がカプコンを転職先として志望した理由は幼少の頃からカプコンのゲームに親しんでおり、カプコンの持っている独創的なゲーム性に魅力的な部分を常に感じていたため、自分の生涯の仕事としてできたらいいと思い応募をしました。
カプコンの面接を受けるに当たって、転職エージェントの担当者に話されたこととしては、カプコンは他の一般的なゲーム会社と比べて、カプコンが他の会社とどういう違い、どういう魅力を持っているかをしっかりと話すことができるかが重要になるということ。
そして、選考のフロー毎のスパンが2週間毎になるため、大手の中でも内定が出るまでの時間がかなり長く、すぐの転職を希望している場合は向いていないということでした。
私は当時の職場にそこまで大きな不満を持っていたわけではなかったのですが、当時の職業が不動産の営業マンということで、日々をこなすという感覚に飽き飽きしていて、誰かを楽しませることが出来たらいいなと日々感じていました。
そのため、早急な転職を希望していたわけではなかったので、時間がかかることに関してはそこまで負担にはならず、カプコン一本で転職活動を進めていました。
面接の対策としては、過去のカプコンの作品や、カプコン本社に入社したあとはどういう職種をやってみたいかなどを自分の経験を活かして説明できるように毎日のように調べ物をしていました。
実際に面接でも聞かれたことだったのですが、どうしてカプコンなのか?という部分を自分なりの言葉で表現することが非常に重要で、今の仕事内容などはほとんど気にしていないような様子でした。
私の場合は現在の職業が営業職なのですが、無謀にも?企画職を希望していて、顧客ニーズに応じた新しい楽しみを分析データから提案していければいいと思っており、そういう世間の流れを汲んでいるカプコンの社風に憧れているという内容を面接で話しました。
今後カプコンを転職で応募しようと考えている人はそのようにどうしてカプコンなのか、カプコンの市場での特別性を自分自身の言葉で表現することを特に意識することが重要だと考えられます。
カプコンに転職するためのエージェント選びは?
A氏の口コミでもあったように、重要な面接での応答としてはカプコンのゲームとカプコンの会社としての立場がゲーム業界のどういう立ち位置にいるかをしっかりと説明することが面接に置いては大切なようです。
また、若い世代でも責任のある立場につくことが多いことから責任が大事なポジションにいて、どういう対応をしたのかなどの、自分なりのエピソードを持っていることもかなり重要だという話を聞いたことがあります。
実際にカプコンに転職するためにどういうエージェント選びをすればいいのかについてですが、それに関してはカプコンが大手のゲームメーカーということもあって、大手のエージェントを選ぶことが重要になってきます。
カプコンの役員は、開発にはあまり口出しすることは無いようですが対外的な付き合いに関しては、若干頭の固い部分があるようで、大手エージェントからの応募の方が心象がいいという情報が私の耳には入っています。
しかしながらなんども説明しているように、選考のフロー毎のスパンが長いことから転職活動の期間が長くなってしまう傾向があることから、いくら大手とはいえ転職のサポートに期限があるエージェントはオススメすることが出来ません。
実際に先ほど口コミをしてくれたA氏が利用していたエージェントは、マイナビエージェントで、マイナビエージェントは転職のサポートに期限が無いことでも有名です。
大手のエージェントの多くは3ヶ月のサポート期限を設定しているところが多いために、最終面接直前になって、エージェント担当者のサポートが適当になってしまい、最終選考に通らなかったという話も聞いたことがあるので、かなり注意する必要があります。
また、ITゲーム業界に強いワークポートもカプコンの本社および関連企業の求人を持っていることがあるのですが、エージェントのパワーなどを考慮した場合は、なるべくマイナビエージェントを使った方がいいと考えられます。
人によっては他の企業の転職で利用した際きまずい感じになったので使いにくい、であったり、ここのエージェントは言い方がきついから嫌だなどあると思いますので、今回は候補として三社のエージェントをあげていますが、私個人的にはマイナビエージェントの利用が最もオススメです。