DeNAと並んでガラケー時代に一斉を風靡したモバイルゲームの運営会社であるGREEは現状でもかなり人気で、多くのサイトでは入社難易度がかなり高いと書かれていて敬遠している人がいると思います。
しかし、私の経験からすると正直な話GREEへの入社は今が狙い目なのではないかとも思っています。
その1番の理由として挙げられるのが、Cygamesを代表とするサイバーエージェントグループ、そしてSNSコミュニケーションアプリを展開するLINEグループによってスマホゲーム業界の流行を持って行かれているからです。
そのため、今GREEはどちらかというと追随する側に回ったため、経営状況としてもそこまで芳しく無い状況が続いています。
そのため、中途採用を増やして幅広い業務に対応したいという気持ちが強いこともあってか、未経験者の採用もかなり優遇されており正直狙い目の企業なのでは無いかと思っています。
GREEに入社した人の意見をもとに転職成功率大幅アップ‼︎
今回GREEへの転職を目指す人に向けた記事ということで、GREEの面接で重要視される部分であったり、GREEの採用までのフローについてを解説していこうと思います。
GREEの経営状況が若干芳しく無いのですが、それでも可能性があると感じているのはGREEがDeNAとガラケー時代に競い合っていた時もどちらかというと追随する側にいたものの今でも大企業として生き残っている部分です。
また、GREEのいいと思う部分はDeNAとは異なって、新しい分野であったり、経験していないことにもガンガン挑戦していく社風があるところにあり、今後の時代の変化にも柔軟に対応できる企業であることも、GREEを積極的に勧めていきたい理由になります。
GREEの成り立ちと求めている人材像について
GREEはもともと創業者である田中良和氏が趣味で開発しサービスの提供を開始したのをきっかけになっています。
GREEというと先ほども挙げたDeNAが運営するモバゲーと並んでゲームを前面に押し出したSNSという印象を受けている人が多いかもしれませんが、創業者の思いとしてはゲームはツールに過ぎず、コミュニケーションをメインにしたSNSでありたいという気持ちで開発されています。
GREEは成り立ちの部分から、類似サービスであるモバゲーの一歩先を行っているのですが、先をいき過ぎたせいでいくつかの問題を起こしていることも事実です。
ソーシャルゲームの主流となっているガチャ要素に関してもGREEは規定回数引くことによって、必ずコンプリートできるというコンプリートガチャを提供したものの、結局景品表示法違反で違法との指摘を受けたりしています。
また、類似サービスであるモバゲーとのトラブルもあり、GREEが2007年から提供していた釣りを楽しむアプリケーションが、モバゲー側が提供しているアプリと酷似しているということで訴訟問題にまで発展しました。
この件に関して言えば、素人目から見ても酷似しているためGREEの勝訴かと思いきや、知的高裁から判決がGREE側に不利なものが続き最終的に最高裁では敗訴という形になりました。
この件に関しては、法学部などに通っていた人であれば、判例として参考にされることもあり目に触れた機会があると思いますし、私自身も学生時代の判例の中でこの事件については知りました。
このように、サービスを似せられて追随する側に回るという損な役回りになりやすいGREEですが、そういう歴史があることもあっても尚新しいことへの挑戦が続いているため、今後も成長する可能性を大いにあり、人材としても挑戦心を持った人が最も必要な人材であるようです。
GREEの選考フローと面接での応対について
GREEに実際に内定をもらったことのあるT氏からの口コミをもらうことができたので、紹介をしたいと思います。
“私がGREEを転職の志望先として選んだ理由としては、新しいことに挑戦するフィールドを提供してくれると思ってたからで、もともと学生時代にGREEのゲームをよくやっていたことも理由の一つにありました。
GREEの選考フローは面接3回で内定というのが基本的なフローで、詳細としては1次面接がプロジェクトリーダークラスとの面談、2次面接が部長クラスとの面談、最終面接が役員クラスとの面談でした。
役員面接以外では面談の相手は基本的にはかなり若い人が多い印象があり、1次面談では20代後半、2次面談では30代中盤の方でした。
面談は基本的に二人一組の相手とのやりとりがメインとなっており、1次も2次も似たような内容のことを質問された記憶があるのですが、主に聞かれたことは現職での仕事内容についての話題が多かったです。
そして、その仕事で得た経験を活かしてGREEではどのような職業をしてみたいのかについて聞くと、他にもこう行ったものが向いてるかもしれないけど、そういうものには興味はないの?と聞いてくれる場面もあり、かなり親切だった印象があります。
面談の中で感じたこととしてはゲーム業界経験者を優遇して取りたいとかではなく、とにかく新しいことへ挑戦する気持ちを重要視してくれている部分があり、現にただの営業マンだった私も結果的に内定を取ることができました。
しかし、面談の中で向いていると言われた職種に興味が出てそちらの職種でより挑戦できるものを求めて内定を最終的には辞退してしまいました。
面接で最も私が受けたと思う部分に関しては自分の仕事の内容をしっかりと説明できていることとそれを希望している職種でどう活かせると自分なりに思っているかという部分で、面談の中でもエージェントからのフィードバックの中でも評価されていた部分でした。
GREEに入社するために必要なエージェントの条件
先ほどの口コミからもわかるように、GREEは大手企業でありながらも経験の有無などよりも、個人個人の人柄を重要視する傾向にあることや、キャパシティが多いという都合上同レベルの人材がいた場合は両方を採用するということが多いようです。
そのため、エージェントパワーなどをそこまで重視する必要はないのですが、やはり長年やりとりのあるエージェントに対しての方が、フィードバックの濃さが異なってくるようなので大手のエージェントを使うに越したことはなさそうです。
T氏の使っていたエージェントはマイナビエージェントで、フィードバック内容は面談の端から端までとかなり詳しかったようですが、他の知人が利用したワークポートではフィードバックの内容がほとんどない状況で、その次の面談でどういうことを話すべきかなどもわからぬまま面談を迎えるということが多かったようです。
GREEの場合はIT系という印象が強いこともあってか、ワークポートを利用する人が多いようなのですが、実際のところすでにITであったりベンチャーの気質は抜けきっているため、固定観念に基づいてわざわざワークポートを利用する必要はなさそうです。