特に、利用した人の悪評は下記3点に集中していた。
・ブラック求人を紹介された
・連絡がしつこすぎる
ネット上の口コミまとめサイトは悪評には触れない都合の良い口コミ評価サイトばかりで、悪評に触れていたとしても「担当者のレベルに差がある」程度の参考にならない内容しかなく、個人的には全く役に立たなかった。
リクルートエージェントの全てを全否定するつもりはないが、独立した出身者で大した事業が作れないタイプの落伍者の作るアフィリエイトサイトによって、リクルートエージェントの評判が歪められているのを見ると、悲しい気持ちになる。
ここでは、なぜリクルートエージェントが全ての人に推奨できないと言われるのか、私個人の利用経験、知人の利用体験を元にまとめた。
リクルートエージェントの評判の嘘を暴いてみる
「リクルートエージェントの評判」を分析している評価サイトは多いが、当たり障りのないデメリットには触れているものの、最終的にはゴリ押しで「リクルートエージェントに登録しましょう!」と誘導される傾向が強い。
下記、Youtubeでリクルートエージェント評判で調べると出てくる動画でも同じような闇について触れていたので、貼っておく。
基本的に、リクルートエージェントは高学歴(早慶上智以上)であれば待遇は良いので、その辺りの層からは評判はいいのだが、検索上位で出てくるアフィリエイトサイトでは、まるで全ての人にとって神エージェントであるかのような口ぶりで賞賛されがち。
このからくりは、リクルートエージェントの登録に誘導すれば、彼らはアフィリエイト報酬が貰えるからに他ならないのだが、その点について運営者達は上手く隠している。
胡散臭いリクルートエージェントの評判サイトを見抜く方法
リクルートエージェントを評価しているサイトで嘘臭く信用できないのが下記。
・元転職エージェントと名乗る運営者
・やたらとアンケートを取って集計
全てアフィリエイト報酬に基づいて、ランキングも操作されていることが多く、悪い点に触れていても「担当者にバラつき」がある程度で、広告主であるリクルートエージェントを刺激しない内容に終始している。
そのため、大手で予算も豊富なためアフィリエイト報酬が高い傾向のあるリクルートエージェントやDODAが一番推奨される確率が高いのが現状であり、そうした評判サイトは全く信用に値しない。
さらに、そうした評判サイトを運営しているのがリクルートエージェント、DODAなどの出身者で牛耳られているため、その傾向に一層の拍車がかかっている。
なぜリクルートエージェント出身者は評価サイトを運営するか?
アンケートサイトについては客観的に集計していると言っていても、常に「求人の質が高い」「転職サポートが手厚い」といったメリットだけで、デメリットは「担当者のレベルに差がある」程度の弱い内容でまとめているだけであるのは上述の通り。
それ以外にも警戒するべき評判サイトが転職エージェント出身(元リクルートエージェント出身、元doda出身など)の運営者が書いている場合である。
彼らは元転職エージェントで独立者が多いのだが、古巣のエージェントを悪くは言えないため、結局は古巣や大手であるリクルートエージェントに登録しましょうなどと、誘導してくる傾向があり、さらに信用できない。
下記は、ネット上のクチコミを調査したものだが、リクルートエージェントは業者からの評価がMAXに高かった。
評判を投稿した人 | 利用した感想 | 評価 | 分布 |
一般の利用者 | 希望の転職ができて高年収、ホワイトだった | 満足 | 7% |
転職できて普通だった | 普通 | 10% | |
そもそも転職できなかった | 悪い | 52% | |
転職できたがブラックだった | 最悪 | 31% | |
2chの利用者 | 希望の転職ができて高年収、ホワイトだった | 満足 | 1% |
転職できて普通だった | 普通 | 5% | |
そもそも転職できなかった | 悪い | 2% | |
転職できたがブラックだった | 最悪 | 92% | |
アフィリ業者 | 希望の転職ができて高年収、ホワイトだった | 満足 | 100% |
上記の通り、リクルートエージェントは「いわゆる提灯記事」が多く、独立者を中心に褒めることを前提に評判まとめサイトを運営しているような業者が多い印象だった。
なぜ既にリクルートエージェントを独立して辞めた人間が「転職エージェントの評価まとめ」のような口コミサイトを運営する必要があるのかという点についても説明したい。
恐らく下記が彼らの動機であろう。
・独立後のビジネスで食えていない
・自分の転職事業が上手く行っていない
基本的にリクルートエージェント出身者は、独立後は個人でヘッドハンターになったり、小規模の転職エージェントを運営する傾向にある。
ただ、リクルートエージェント出身者は専門性が強いわけではないので、基本的には20代向けの若手対象の転職事業を展開しがち。
20代向けの転職事業は参入障壁が低いので競合が多く、スケールしにくいというデメリットがあるため、元転職エージェントとしてリクルートエージェントという肩書を使って、転職希望者を誘導するビジネスを展開するほうが合理的という判断だと想定される。
ブラック求人を紹介されやすいのか
元エージェントなどは触れないのですが、リクルートエージェントの場合、1番登録者の多いエージェントということで、一人の担当エージェントが異常な数の登録者を抱えている。
リクルートエージェントのビジネスモデルとしては、企業と転職者の間を完全に掌握するプラットフォームビジネスなので、先行者利益の側面が強く、下記の特徴がある。
・担当者に時間を作ってもらいにくい
・経歴書も自分で作らされる
経歴書作成も自分で全てやらないといけないため、良い職務経歴書を作成することができず、ここで失敗する人が多い。
さらに、登録後は担当者によっては、初めの求人紹介以降は該当求人がなく紹介してもらえないケースもあったり、私の場合は遠方での面接に新幹線を自費で行かされたりもした。
さらに良い経歴書が作れないと、企業評価サイト「Vorkers」などでも評価が微妙な企業の求人紹介が多くなり、負のスパイラルに陥りがちで、下記の点でも不満を感じたという評判が多いと感じている。
・ノルマ達成のためか転職を急かしてくる
・不人気求人が多い
常に募集されている不人気求人の紹介が多かったため、ブラック企業に転職するのも避けたかったこともあり、途中で利用を中止したなどと言う口コミもあるのですが、これは登録した自分で作成した経歴書に問題がある場合が多い。
転職した友人や先輩から聞いていたリクルートエージェントの評判は、正直言って良いものではなく「ホワイト企業に転職したいなら、リクルートエージェント以外にしておけ」という忠告を数多く受けている。
ただ、実際に転職することになった私は、一番有名で規模も大きいであろう「リクルートエージェント」をどうしても無視することはできず、一度は使ってみないと後悔するなと思い、実際に登録して使った。
結果的に、やはり「先輩、友人が言っていたことは一理あった」と感じるような内容でしたので、リクルートエージェントへの個人的な不満についてまとめておこうと思う。
ビジネスモデルのカラクリとステマはあるか?
元転職エージェント、企業運営でランキング操作をしているアフィリエイトサイトに騙されず、客観的にリクルートエージェントの評判を判断するために必要なのは、リクルートエージェントのビジネスモデルを理解することにある。
リクルートエージェントは、転職エージェントの中では問答無用で1番大きな規模のエージェント。そのため利用者は非常に多く、現時点で34万人と公表されている。日本の1年間あたりの転職者数は、厚労省データによると74万人であることから、重複を考慮しないと50%の転職者がリクルートエージェントを利用していることが分かる。
リクルートエージェントだけに限らないが、この数の登録者に対して、全て「ホワイト企業」「候補者の希望に合わせた優良企業」を紹介するのは不可能。つまり、一部の候補者を優遇してマッチングさせていかないと、サポートが追いつかない。その指標として、リクルートエージェントはTOEICなど利用していたが、あからさま過ぎるためか現在は廃止している。
現在では、逆に特別なスキル、資格がないと優先的にサポートを受けることは難しいようなビジネスモデルに移行していると考えられる。
特にリクルートエージェントの評判についても、2chなど書き込みを勝手に抜粋して、嘘の評判によるイメージを作っているタイプのサイトについては、ハイキャリアからの評判を多くまとめているか、悪評については排除したうえで集計しているのではと疑問を感じる。
客観的に論評しながらもステマではないものの、デメリットを薄めてメリットを強く言う傾向があり、嘘に騙されないためにも信用しないほうがいい。ビジネスモデルから考慮すると、リクルートエージェントはハイキャリア以外には実質的に厳しい対応のあるエージェントだと言える。
リクルートエージェントの登録を誘導するアフィリエイトサイトの手口
元リクルートエージェント出身者が、リクルートエージェントは利用するべきエージェントです!といった内容の記事を大量にアップしているのを見ると心が痛む。
下記がアフィリエイトサイトでリクルートエージェントを押してくるサイトの口八丁である。
・1977年にサービス開始!
・40万人以上もの転職成功実績!
・転職決定率は50%!
・年収アップ率も70%!
素晴らしいエージェントなのでリクルートエージェントに絶対に登録しましょう!と言ってくるのが彼らの手法。
同様にdoda系も出身者が、独立後に食えなくなったことで転職エージェントの評判サイトを運営、dodaとリクルートエージェントを押す傾向が強い。
これは裏で繋がりやすいこと、アフィリエイト報酬が高いことから、プッシュしやすい古巣を積極的に宣伝しているからというのが予想される。
また動画でも、元リクルートエージェントの担当者に聞いた!などといったアフィリサイトの存在もあり、長いわりにどこで切り取っても、リクルートエージェントのメリットしか語らず、相変わらず古巣に配慮している忖度動画が多い。
情報収集するだけでもいいので、まずは登録して担当者を使い倒してください!といった、ザ・アフィリエイトサイトといった毒にも薬にもならない10分近い時間を奪われるだけの動画ばかりだった。
裏事情としてエージェント間のノルマ競争、残業、首切りなども正直に語ってほしかったところだが、恐らく独立したてのホヤホヤで、業界から干されるのが怖いので無理だと思われる。
リクナビネクストとの違いについて
リクルートエージェントと似た名前のサービスで、リクナビネクストもあるのだが、こちらは基本的には登録者に単純に、掲載希望のあった企業の求人を機械的に流すだけのサイトである。
要するに、自動販売機なので、登録しても自分の希望求人を受動的に見つけるのは難しい。
求人検索をしても、自社中途採用ページでは集客できない中小企業や、グループ企業ばかりなのと、割とタクシードライバー、ラーメン屋のフランチャイズ系の求人も良く送り付けられてくる。
リクナビネクストと違ってリクルートエージェントは「Personal Desktop」「AGENT Report」「レジュメnavi」といった機能もあるが、これらは他の転職エージェントでも、ほぼ同じ機能があるので、独占的にリクルートエージェントを利用するべきという誘導に持っていくのは厳しいと思われる。
リクナビネクストの評判についても下記で調査しているので参考までに。


リクナビネクストを使うなら、同じリクルート運営のindeedのほうが100倍マシなのだが、こちらはさらに利用者が自分で動く必要があるのと、そもそも応募時に転職サイトへの登録を促される傾向も強いので、利便性はそれほど高くはない。
なぜリクルートエージェントの電話連絡はしつこいのか?
リクルートエージェントの電話連絡がしつこい原因としては、登録人材に対する電話ノルマの存在が考えられる。
要するに、リストを手に入れたら電話攻撃や、メール攻撃を仕掛けることで、面着を増やして転職に誘導することで、紹介マージンを回収する必要があるためである。
・リスト獲得コスト(テレビCM、吊革広告、WEB広告)
・エージェント管理コスト
上記の2点を回収するだけでなく、獲得したリストでの「企業への紹介率」をいかに上げていくか?という視点で、リクルートエージェントの経営陣が考えるのは、恐らく電話によるアクションであると考えられる。
口コミが操作されているタイプのステマサイトでもおススメされていた、いくつかのエージェントに登録してみると分かるが、彼らの多くは支払ったアフィリエイト報酬の回収のためか、連絡が異常に多くしつこい。
2chなど掲示板でも、電話がしつこいという不満を抱えている人は多く、上述の通り、スペックの落ちる登録者は、早めにブラック企業でも転職してもらったほうがコスト効率が良いからではと感じた。
また強み、弱みでも、しつこいというキーワードで検索結果で上げている評判サイトでも、しつこいという文言で釣りながらも、結局は広告主であるリクルートエージェントに配慮して、しつこいと感じる人もいるようです、という責任逃れの問答を繰り返しているサイトが多い。
担当者の態度がウザいと言った苦情について
リクルートエージェントの評判をネットで調べると、かなり高確率で出てくるのが「ウザい」というものです。
個人的に賛同できる部分も多く、下記で私もウザいと感じました。
・担当者の態度が尊大
・転職理由をウザいほど聞いてくる
担当者が転職アドバイザーと言う感じで、お客さんである私たちに対して、かなり上から目線で来る担当者も多く、これがウザいと感じる人が多い理由ではないかと思いました。
メールなどの連絡がしつこいなど苦情が多いのが、リクナビネクストなのですが、リクルートエージェントは担当者が嫌い、オフィス面談に呼びつけられたけど、こっちも忙しいのに暇でしょう?という態度でウザいなどと言った具合です。
また担当者がどうして転職しようと思ったのか、しつこく聞いてくるという文句もありましたが、私もこれは気になりました。調べると、リクルートエージェントの担当者は登録者に対して、休職など問題行動をしていないか、何となく探るために転職理由を聞くのがマニュアルになっているようです。
ウザい態度の担当者ばかりではなく、担当変更したら態度がマイルドな人になったなど、擁護のコメントも見受けられましたが、基本的ンには担当がウザいと感じる人は一定数いると思われます。
リクルートエージェントで挙げられがちな強み
リクルートエージェントの特徴としては、検索上位に存在しているゴリゴリにアフィリエイトリンクを貼っているようなステマサイトでは、案件数の多さが良く挙げられている。
しかし、案件数の多さ=求人紹介能力の高さではない。
理由としては、現在日本の求人倍率は、非常に高く、働き手が見つからない売り手市場である。
案件数は多くても、実際に転職に値するような求人案件は、数パーセントしかない。それ以外は、ほぼブラックで転職希望者が見つからないゴミの山でしかない。
エージェントとの会話でも、案件数はとにかく多いので必ず案件は紹介できるとのことで、案件紹介後の連絡はしつこいと感じる人が多いのは、案件数の多さに起因するケースがある。※当然ステマサイトでは触れられていない
すぐに転職というよりも、重要なのは希望条件に本当にマッチしている案件を紹介できるかどうかにも関わらず。
そのため、ヒアリングの時は、どんな適性・希望があるのか、なるべく分かりやすくエージェントに伝えたつもりでも、意味不明な求人紹介をされて時間を浪費するリスクはある。
下記がリクルートエージェントの担当と話してみて感じた特徴。
・上昇志向があるか確認されている気がした
・職場での人間関係などを聞かれた
・ストレス体制があるか勤務時間など聞かれた
質問力は高く、こちらの適正、地頭の良さを探っているような印象を受けたが、ハイキャリア以外でも多少は相手の転職モチベーションについてはヒアリングしている印象。
ただ、逆に言うと、こちらの回答から厳しい環境での職場を紹介するためのエビデンス集めをしているのではないかと感じた。※ブラック耐性の確認
突拍子もなく、案件を紹介するのではなく、こちらに条件を言わせて、その条件に沿って案件を用意しましたと言いたいのではないかと感じた。
ちなみに、案件をしつこくゴリ押しされるかについては、淡々と案件を小刻みに紹介してくる印象。職務経歴書についても当日に面談後いつでもいいので、添削しますから提出してくださいね、という程度のスタンスで、早く転職しろという雰囲気はなかった。※登録者が多いので浅いモチベの登録者リリースか
正直に今の職場の職場環境に不満があるというべき
10万件前後の非公開求人を抱えており、その中から自分に合った案件の紹介を担当エージェントを通して行われる。他のエージェントに比べて、数倍もの案件を抱えているため、ベストではないけれど、この案件は良いのではないかというスタンスでの提案が多かった。私は、第1志望がバックオフィス系だったが、現在の仕事である営業職での紹介でないと難しいと断られた。
案件の絞り込みに発揮されるヒアリング能力
リクルートエージェントの担当の能力で目立ったのは、面談時のヒアリング能力だと感じた。良いところを引き出すというよりも、今の職場への不満などの正直な意見を求めるケースが多かった。ほかのエージェントでは、希望の職種の話を中心に行ってどんな案件を紹介して貰いたいか?という点に絞って話を進めていたが、リクルートエージェントでは、何故今の職場を辞めたいのか?職場での人間関係に不満があるのか?など、こちらのストレス耐性をチェックしているような会話が多かった。それは他の会社でも同じかもしれないですね、など結構厳しめの意見も貰った。
スケジューリングはかなりタイト
私の場合は、なるべく早く、良い案件を紹介して貰って転職をしたいと思っていた。職務経歴書もなるべく早く添削してほしかったのですが、案件が揃ってからなどと意見があった。マイナビエージェントでは、面談の時に担当が草案を作ってくれたり、添削をしてくれたりと、先方が主体となってスケジュールを進めてくれたのに対して、かなり対照的だと思った。こちらとしては大して苦労することなく応募の状態までもっていくことができましたのですが、こちらは時間がかかりそうだと感じた。
リクルートエージェントの明確な弱み
最後に、実際に紹介された案件がブラック企業だったのかどうかなど踏まえながら、リクルートエージェントの弱みについて記載していく。ちなみに、ここではブラック企業の定義について議論するのではないので、私の視点からブラック企業かどうかは判断している。ブラック企業は、人の入れ替わりが激しい職場、休職者が多い職場という観点で記載していく。それでは弱みについてみていく。
・エージェント主導で転職活動が進む恐れ
・ブラック企業を紹介する口実を探すヒアリング
・案件を集めることに集中しすぎてブラック企業の案件が紛れ込んできている
このした弱みが可能性としては想定される。
案件を集めることに集中しすぎてブラック企業の案件が紛れ込んできている
案件数については、10万件あったところで、自分に紹介される案件数はたかが20件程度でどのエージェントでも変わらない。しかし、リクルートエージェントでは、案件数に固執するあまり、ブラック企業と批判を受ける企業の案件でさえも積極的に受け入れているのではないかと感じることもあった。たとえば、私は今回20件程度の紹介があったのですが、2件ほど世間でブラック企業と言われるような企業の案件が紛れ込んでいた。やはり案件数が多い余りに、ある程度ブラック企業が紛れ込むのは仕方ないのかなと感じた。
ブラック企業を紹介できる口実を探すヒアリング
悪意ある考えをすれば、ヒアリングがブラック企業を紹介するための口実探しになりかねない点。たとえば、向上心があるという言葉を私から引き出すために、業務中に工夫したについて話したら、何故そこまでこだわって工夫したのですが?モチベーションは何ですか?というような内容の質問をされたりした。そこで、やはり他人に負けたくない、向上心があるからという答えを言ってしまったりしたせいか、私はガッツがある候補者だからと確かに厳しい環境と有名な〇〇という会社ですが、ヒアリングの結果から十分挑戦できると判断されて紹介したいと思うと言う話をされた。エージェントは私を買ってくれたという見方もできますが、結局ブラック企業を紹介したかっただけだったんじゃないかと後で思った。
エージェント主導で転職活動が進む可能性について
確かにブラック企業と言われる企業の紹介もありながら、こういう企業の求人はありますか、と名指しで聞けば、一部ではありますが、ホワイト系の企業の紹介もあったのは事実。ブラック企業については、リクルートエージェントだけでなく、登録した3つのすべてのエージェントで、紹介があり、紹介してくれる案件数が多いリクルートエージェントは絶対数が多くなってしまう傾向があるのだと思う。結論として感じたのは、転職ーエージェントもクライアントを抱える一企業である以上、ある程度クライアントの顔を立てるためにブラック企業とも付き合いをしないといけないし、紹介をする必要性はあるのだなということを感じた。
電話面談には積極的に応じてくれない
リクルートエージェントは、登録後に必ずオフィス面談を強制されるため、電話での担当者とのキャリア面談は原則的には応じてくれません。
電話面談に応じてくれない理由としては「登録時のマーケティングコストの回収」「オフィス面談に来れない登録者は転職意思が弱い」と見なされるためです。
というのも、リクルートエージェント以外にもリクナビネクストを運営しており、オフィス面談に来れないならリクナビネクストを利用しろ、というスタンスであるためです。
電話面談に応じてくれるエージェントにはdoda、マイナビエージェントがありますが、リクルートエージェントに比べて、CMなどマーケティングコストをかけていないため、登録者に対してマンパワーを割けるというのが彼らの強みだと言えます。
ただし、リクルートエージェントでもハイキャリアで経歴が強い登録者であれば、電話面談に応じてくれる可能性が高く、そこでもリクルートエージェントがハイキャリア優遇の姿勢をとっていることが明確だと思われます。
しつこいと感じた場合の退会方法
リクルートエージェントでは登録すると、求人案内のメール、電話連絡などがあるため、しつこいと感じる人もいるかと思います。
退会方法自体は簡単で、下記の公式サイトにも記載がありました。
リクルートエージェント公式サイト:転職支援サービスの退会(キャンセル)
またはフリーダイアルに連絡すれば、退会申請は可能。
リクルートエージェント電話番号:0120-050-454
お申し込み受付番号については、ログインした時に確認できるので、もしも退会するのであれば、先にログインしておいたほうがスムーズに進むと思います。
リクナビネクストとの同時登録で入会していた場合は、リクナビネクストの退会も別で必要になるので、そちらの確認もしておいたほうがいいです。
リクルートエージェントの実態と問題点について
リクルートエージェントは、同傘下で他にも「キャリアカーバー」「リクナビネクスト」を運営している。
リクナビネクストは情弱向け(メルマガ求人を送れば転職させらて安上がり)、リクルートエージェントは普通(エージェントを付けるので転職させるのに多少手間がかかる)、キャリアカーバーは情強(利用者は年収750万円に限定)とセグメント化していて利益率が異なる。
最近、リクルートが買収したIndeedは、バイト求人なども多いだけでなく、そもそも海外展開もしているので、グローバル戦略の一環として運営されていると考えられる。
最も利益率が高いのはリクナビネクストで、ほぼシステムで自動化されているため、人間を仲介しないでも勝手に転職希望者が登録して転職してくれるので、人件費がかからず低コスト高マージンの最強のビジネスモデルになっている。
他の転職エージェントと何が違うのか?
リクルートエージェントは実質的にはリクナビネクストの補完的サービスで、リクナビネクストに登録しただけでは転職しなかった「そこまで情弱」ではない層を効率的に刈り取るために、エージェントを配置したサービスだと言える。
特に、第2新卒など転職未経験者は情弱なので、本能的にリクナビネクストに登録する人が多いが、転職しない傾向が強い。
そうした転職願望は持っているが、実際に転職までのアクションを取りにくい層に対して、ダメ押しで電話などして転職させる役目を持っているのがリクルートエージェントと言える。
そのため、他のエージェントと違うのが、リクナビネクストという情弱層を大量に顧客リストに持っているため、転職希望者を無限に確保できている点である。
厳しいノルマと合わさって、どこでもいいから転職させるという能力においては、一流なのがリクルートエージェントだと言える。100回しか素振りをしていないのが他エージェント、無限の顧客リストを持つリクルートエージェントは1万かい近い素振りをしている考えていい。
嵌め込みに関しては超一流なので、リクルートエージェントの在籍エージェントは独立する傾向が強い。殆どは、同じキャリア領域かテック系で起業している。
同様に、doda運営のパーソルキャリア出身者も独立傾向が強く、転職エージェント評判サイトを運営して「doda」「リクルートエージェント」の2大エージェントを称賛して登録を促す傾向が強い。
中小エージェントだと比較対象としては、パソナキャリア、ワークポート、エンエージェントあたりがライバルになるかと思うが、これらの中小エージェントは、さらに微妙なのでリクルートエージェントとの比較を真面目に頑張っているのは、それらにも忖度しないといけないステマサイトくらいであろう。
外資系企業への転職でも、ランスタッド、JAC、ビズリーチあたりがライバルにはなるが、キャリアカーバーというハイキャリア向けの転職サイトも運営しているので、リクルートエージェントで競るのは辞めていると考えられる。
彼らの多くは、20代転職向けのブティック系(小規模)エージェントとしても活動しているケースが多いが、最近だと古巣の提灯記事メーカー(他エージェントと比較してリクルートエージェント、dodaが大手だから優れていると主張する内容)が増えているのは残念なところ。
とはいえ、何らかの事情でリクルートエージェントを利用するようになった場合、下記には必ず注意したほうがいい。
・紹介された求人はVorkers、転職会議でブラック企業かチェック
・キャリアパスについては相談するだけ使う
・ハズレ担当者が付いていないか早急に判断するべき
紹介求人数が多いのと、あまり担当者は紹介求人の詳細をチェックしていないので「ブラック企業」を紹介されていないかは、自分で転職会議などでチェックしていく必要がある。
とはいえ有名なブラック企業は財力があり、転職エージェントにも顔が利くため、ゴリ押しで転職を迫られるリスクもありますが断固として拒否したほうがいい。
またリクルートエージェントは、エージェント数に対して登録者数が多すぎるため、登録審査で「英語力の高い」「高年収」かどうかで優先順位を付けられ、対応の質が変わってくるので、自分にハズレ担当者が付いていないか頭に入れておくべき。
いずれにしろ「登録審査」に通ったかといって、質の高いサポートが受けられるわけではない点には注意で、自衛が必要になる。
激務でもいいから高年収を達成したいなど目的があれば、年収500万円以上の求人紹介が多かったJACリクルートメント、長く働ける安定した職場で年収も徐々に上げていくならマイナビエージェントが候補に挙がるかと思う。
登録を断られる傾向が加速している理由
リクルートエージェントで登録を断られたと相談してくる人も増えていて、最近ではかなりハイキャリ向けにシフトしてきているため、無能な登録者は必要ないから登録してほしくないのではと感じています。
具体的には該当求人なしなどで登録を断るパターンとしては「第2新卒」「30代~40代でノースキル人材」でリクルートエージェントに登録したのに、登録拒否されて利用できなかったという報告がネット上でも増えているように感じます。
リクルートエージェントとしては全ての登録者を受け入れたほうが、紹介マージンも稼げるのに登録を断っているのは何故か調べてみたのですが、Indeedなど買収を進めている通り、利用者が主体で勝手に応募してくれる転職サイトモデルのほうが利益率が高いため、転職させるまでにサポートが多く必要な「無能な登録者」は避けられる傾向があるようです。
恐らくですが、リクルートエージェントはこの流れを加速させて、20代についてもサポート体制は辞めて、ハイキャリアで高年収な転職希望者にシフトしていくのではと見ています。というのも、高年収の転職者ほど転職サイトは利用せずに、知人経由やヘッドハンターに取られてしまうので、そこに現在のエージェント部隊を投入したほうが収益性が上がるからです。
他エージェントでも登録基準を厳格化し断る頻度も上がっており、既卒は勿論、スキルのない20代で転職させやすい候補者にも、自動マッチング型の転職サイト、アプリを推奨する流れがあるので、今後は転職エージェントと言うシステム自体が廃れてしまうのではと感じています。
優良企業、ブラック企業問わず、企業側から求人募集依頼が集まりやすい
求人している企業側からすると、業界第1位の規模を誇るリクルートエージェントに、求人募集依頼をしない理由がない。登録者数だけでなく、場合によっては非常に優秀な候補者も獲得できる可能性があるから。(殆どのケースで優秀な候補者はブラック企業の求人に流れたりはしないが・・・)
つまり、優良企業は優秀な人材とマッチングできるのがリクルートエージェントなので、求人依頼を積極的にする。人手が足りないブラック企業は登録者が多いという理由で依頼をする。優良企業の求人はすぐに埋まるが、ブラック企業の求人は簡単にはマッチングしない。社内的にあぶれた状態になってしまう。
とはいえ、ブラック企業の求人とはいっても、大事なクライアントで、ブラック企業ほど大きいロット(10人〜20人規模)で発注してくれる。できれば会社側としては、マッチングさせて紹介料を貰いたいはず。すると、ブラック案件はどうなるかというと、ハイキャリアの基準を満たさない強みの少ない登録者になる。これこそが、リクルートエージェントが一部の候補者から「評判の悪いブラックな職場の企業ばかり紹介してくる」エージェントと見なされる理由だと考えられる。逆に、スキルがあって経歴的にも優れた候補者であれば高年収求人は紹介してもらいやすいと言える。
登録者のスクリーニングにTOEICスコアを使っている?
個人的にはリクルートエージェントは早慶上智、東大京大一橋東工大レベルの大学出身者でないと、かなり待遇は厳しいタイプのエージェントだと感じている。
結論から言うと、かつてはTOEIC700点以上の候補者を優遇していた傾向があった。ただ、現在だとTOEICよりハイスキル人材のほうを優遇しているため、TOEICは以前ほど重視していない。
これは、かつて多くの企業運営のアフィリエイトサイトでリクルートエージェントが、英語ができるなら登録するべき!という訴求がされていたことが、内部の混乱を招き、結果的に登録時のTOEICはそれほど重視しない方向に固まった模様。
リクルートエージェントは大手で優良求人を握っているのは確かで、実際にそういった優遇された候補者からの評判が非常に良かった。
ただ、現在はTOEICの点数だけでなく、過去の経歴を含めて登録者の優先度が決まっている傾向があるため、TOEICがあるからリクルートエージェントを利用するべきとは一概に言えなくなった。
ただ現在でも実際のところ、国内のホワイト企業の一部では「TOEICを持っていないが使える人材」が欲しいというニーズはある。普通に考えて、いくら日本企業の海外進出があっても、ビジネスの中心は日本ですし、企業側からも帰国子女的なコントロールしにくそうな人材ばかり採用しても使いにくいだけだからだ。そのため、リクルートエージェントは、今後より登録者を選別するためにも、そうした明確な基準を導入するのではないかと睨んでいる。現状では口コミを色々と見ると、20代なら600万円以上、30代なら800万円以上の年収基準が、リクルートエージェントでブラックを紹介されない基準になっていると思われる。