半年のSES経験を通して、現在は渋谷の自社開発企業に転職できたのですが、未経験エンジニアで転職するならプログラミングスクールは挟まないほうがいいです。
理由が下記です。
・スクール卒業してもSESか受諾しか無理
・卒業生が飽和している
オリジナルアプリをポートフォリオにできるから、未経験ならスクールを挟んだほうがいいというアフィリエイト記事が多く、スクールへの登録に誘導されがちですが、ここでは何故私が未経験エンジニアならスクールを利用しないほうがいいのかまとめました。
未経験エンジニア志望者のスキルレベルが低すぎる
ネット検索すると目に入ると思うのですが、卒業生と名乗る人物が運営するウェブサイトで、未経験からエンジニアを目指すならポテパンキャンプやテックエキスパートなど大手スクールに誘導してくることは多いです。
彼らの使うのが3段論法なのですが、
・まずはprogateで体験してみましょう(くそアフィリンク)
・次はrails チュートリアルをクリアしましょう
・挫折すると思うのでスクールに行きましょう(再度のくそアフィリンク)
スクールに行けば仲間もいるし、転職サポートもあるので、未経験エンジニアなら絶対にスクールにいくべき!50万円くらい用意して、会社を辞めて2ヶ月〜3ヶ月をプログラミングに捧げましょう!という、ゴミのようなアフィリエイトエンジニアで溢れています。
はっきり言いますと、そんなくそアフィリエンジニアブロガーの言うことは無視するべきです。
というのも、スクールに通っても、実際にスクールが持っている独占求人の紹介というのは殆どなくて、内定辞退率を勝手に企業に売っていたリクナビ系列のリクナビネクストに掲載されているレベルの求人しか紹介してくれないからです。
SES、受託企業に行くなら完全に未経験でもOK
最近だと、スクール卒業生の実績をみて、むしろスクール経由で高い紹介料を払うよりも、直接採用やエージェント経由などで安く採用して、自社プログラムで研修させる企業の方が多いです。
というのも、SES、受託企業でやることは、あまりテックエキスパートや侍エンジニアなどのスクールで勉強する内容が役に立たないからです。
具体的に言うと、
・SESなどではPHP,JAVAがメイン
・スクールはRuby on railsがメイン
業務で使わない言語を勉強するので、結局採用後に再度PHPやJAVAの勉強をさせる必要があるためです。
ちなみに、なぜスクールではrailsを教えているかと言うと、簡単だからという理由と、自社開発企業への転職斡旋もしているという夢をみさせるためには、Rubyを教えるのが一番効率が良いからです。
JAVAを教えているスクールで自社開発企業に紹介できると主張するのは、値上げに値上げを重ねている金の亡者達でも心苦しいという理由からです。
未経験OKのエンジニア求人はほぼブラック
実際に採用活動にも関わっていると、スクール経験者のほとんどは、インスタアプリのクローンだとか、メルカリのクローンなど金太郎飴のような内容のことしかできない人が多いです。
そのため、彼らも転職後はもれなく、業務外の勉強と言うブラック労働をしいられます。それはスクール卒業生でも関係ないです。
未経験からのプログラマー転職も一般的になってきていて、求人募集も増えていると感じています。
ただ、未経験プログラマー求人では下記には注意したほうがいいです。
・研修制度は充実しているか
・募集企業がブラックでないか
未経験プログラマーを採用している企業の一部は、ブラック企業でもある可能性もあるので、求人募集している企業については徹底的に調べて、長期的に見てもプラスになるような転職先を選びました。
未経験なら先にプログラミングスクールには行くべきか?
CodeCamp、TechAcademy、TECHCAMP、侍エンジニア塾などが、プログラミングスクールで調べるとヒットするので、未経験からプログラマーに転職する前に、スクールに通って勉強しておいたほうがいいと感じる人も多いと思います。
私はプログラミングスクールには行かずに、直接転職しているのですが、私がプログラミングスクールに行かなかった理由が下記です。
・成果物が見せにくい
・結局は転職斡旋される
そもそもプログラミングスクールに行きましょうとおススメしてくるブロガーの多くは、アフィリエイト報酬目当てで実際にプログラミングスクールにも行っていない人も多く、実体験として信用できないです。
未経験と言いつつも、実際には経験ありでプログラミングスクールに行ってレビューを書いている人もいるので、未経験からプログラミングスクールに通うことで転職できるようにはならないだろうな、というのが私の意見です。
確かに、エンジニアをマネジメントする必要のある人であれば、プログラミングスクールに行って開発知識をつけることで、マネジメントに早くに立つのですが、実際にはプログラミングスクールの感想で良いレビューをつけているのは、殆どマネジメント向けの人でした。
未経験からであれば、先にプログラミングスクール並みの研修を要している企業も多いため、先に転職したほうが、話は早いだろうと思ったのが私の感想です。
エージェントに登録する前に興味のあるプログラマーの種類を選ぶ
最近だと未経験OKのプログラマー求人募集も多くなってきていると感じています。
実際には、エージェントと話し合って、今までのキャリアから適性がアピールしやすいものに選びなおす可能性もありますが、事前に自分なりに「どんなエンジニアになりたいのか」は決めておいたほうが良いです。
下記のように、エンジニアの仕事は、いくつかのジャンルに分かれ、「WEB」「ゲーム」「組み込み」「パッケージソフト」「オープン」「汎用」「通信」「制御系」と8種類ほどあります。
上記の中から、どう言ったタイプの仕事をしたいのか、決める必要があります。ただ、エンジニア未経験であれば、どの種類のエンジニアが何をやっているのか分からないと思います。
とはいえ、実際には「未経験からなれるエンジニア」は限られており、未経験OKで募集をしている求人の多くは、「WEB系エンジニア」「ゲームエンジニア」の2つに絞られます。下記にて、それぞれのエンジニアが何をやっているのか簡単にまとめておきます。
WEB系エンジニア
未経験OKの求人のうち、実に9割以上はこのWEB系エンジニアの募集です。例えば、インターネット通販のシステムの開発、保守などは、WEB系エンジニアの仕事です。
未経験の真率を配属する傾向が強いのも、WEB系エンジニアなので、未経験からエンジニアになる苦労を知っている同僚や上司が多い点でもプラスです。自分が身近に使ってきたサービスなども担当できたり、それに似たサービスを開発する機会があったり、未経験からでもやりがいを感じやすい仕事です。
現在、未経験からの人材登用が比較的増えており、入社後の研修トレーニングも体系化されている企業が多く、それを受けるためだけに転職をする価値があるくらいです。
未経験から、エンジニアを目指すのであれば、一番手堅く、難易度も優しい分野になるので、WEB系エンジニアで検討することをおススメします。
ゲームエンジニア
ひと昔前にバブルになったような、DeNAやGreeなどソーシャルゲームの開発がメインのエンジニアです。
ソーシャルゲームの開発をしている企業は、星の数ほどあるので、未経験人材でも採用されやすい現状があります。
国内のソーシャルゲーム業界は、パズドラ、モンスターストライクなど、ヒットゲームが出れば、会社の規模が一気に拡大するため、人の手が足りなくなり、未経験でもほしがる企業は多いわけです。
ただ、WEB系に比べてソーシャルゲーム市場は国内成長が頭打ちで、海外への展開を徐々に進めています。
そのため、未経験でも英語ができる人材が好まれたり、転職する場合、自分の強みと相談する必要があります。
未経験からエンジニアに転職するにあたり必要なスキルとは?
未経験からのエンジニア転職を狙ううえで、気になるのが、事前にプログラミングの知識は必要か?だと思います。
私自身は、プログラム経験無しで転職していますが、実際にはプログラム知識が必要なのか、どんな知識があれば転職できるのか見ていきたいと思います。未経験からの転職をする上で、事前に習得するべきスキルについてお話します。
未経験人材に必要なのはスキルではない
事前に習得するべきスキルの話をするべきなのですが、実際に未経験からの転職を狙う場合、プログラミング知識は正直言って必要ありません。
というのも、現場レベルでプログラミングをした経験がない以上、例え我流でプログラミングを少し知っていても、実際の開発現場では役に立たないからです。
むしろ、中途半端なプログラミングスキルのせいで、社内で使っている言語の使い方の習得が遅れたり、教える側からすると教育しにくいと感じるケースが多いからです。
未経験なら、何もプログラミングについて知らないほうが、教育もしやすいし、現場で使える人材として成長しやすいです。
未経験からの転職に必要なことは?
実際に転職を狙っていくのであれば、本当に必要なのは、下記の2つです。
未経験からエンジニア転職を目指すうえで必要なこと
・未経験からエンジニアに興味を持った理由
・優れた未経験求人を見つけること
実は、未経験からエンジニアを目指すのであれば、本当に必要なのはプログラミングの知識などではなく、上記のような基本的なことなのです。
未経験からエンジニアに興味を持った理由
未経験志望者を現場で通用するエンジニアに育て上げるためのノウハウは、多くの会社で持っているので、初めからプログラミングに詳しい必要性は全くありません。
しかし、唯一採用した会社でどうにもならない点があります。
それが、そのエンジニア未経験の候補者の、エンジニアになりたいという情熱です。いくら優れたカリキュラムがあっても、教えられる候補者にやる気がないければ絶対に教育はうまくいきません。
そのため、面談や書類審査では、その人の志望動機が確かなものが吟味されます。つまり、転職に当たっては志望動機が超重要項目になります。
優れた未経験求人を見つけること
次に、あなたがいくら素晴らしい志望動機を用意しても、肝心の転職先となりえる求人案件が優れた条件でないと、転職する判断は下せないと思います。
給料面でもそうですが、入社後の教育面での評価なども事前に調べておくことで、実際に転職した際に失敗しないはずです。
未経験OKでエンジニア求人を探すための転職エージェント比較
上記で説明してきたように、未経験OKでエンジニア求人を見つめるためにはエージェントを使うのは必須だと感じました。
ここでは、実際に私がエンジニア転職をするうえで利用した転職エージェントをまとめておきます。
・マイナビエージェント
エンジニア求人数〇
サポート力〇
マイナビエージェントは、未経験からの転職でもサポートが非常に手厚いく、プログラマーとしてのキャリアパスの相談もしやすいと感じました。その中から自分に合う業務内容の求人を絞り込み、経歴書添削と一緒にサポートしてもらえたこともあり、内定獲得につながりました。
・レバテックキャリア
エンジニア求人数△
サポート力△
レバテックキャリアは、IT、WEB企業のコネクションがそれなりに太いので、未経験採用の求人数も3~4件は紹介してもらえました。数自体は少ないですが、オプションとして利用するのはありかと思います。
・ワークポート
エンジニア求人数×
サポート力×
ウェブ企業での未経験エンジニア職で内定が取れたのも、エージェントでの細かい書類作成サポートや、志望動機カウンセリングを地道にやったおかげだと思っています。前職での経験を上手くヒアリングして貰えて、実際の転職活動でも強みとして自信を持って話せたのも大きかったと思います。
応募できる求人がどのようなものか把握するために
客観的に自分が応募できる未経験OKの求人というのが「どのような企業」「業務内容の求人」なのか実際にエージェントを利用するまでは分からず転職活動にもアクセルを踏み込みにくかったです。
そのため、エンジニアへの転職をするかどうか判断する前に、エージェントにとりあえず求人を見せてもらうくらいの感覚で登録したのは結果的には求人の相場観を知る意味でも非常に有効でした。
いくら自分自身で、自分のレベルならこのくらいの企業の求人に応募できるかな?と思っても、何の根拠にもなりませんし、実際に求人を紹介して貰う前に会社を辞めてしまうのもリスクが高いので、見切り発車で会社を辞めて転職しようということはせずに、在職中に一度はエージェントに登録してから色々な決断をするようにしたほうがよいです。実際に自分もその方法で無駄なストレスを抱えずにエンジニアに転職できたと思います。