登録した転職サイトの中で「リクナビNEXT」は、紹介求人数は多いものの「実際に転職したい」と思える求人が全くない、個人的には使えないサイトでした。
私がリクナビネクストに掲載されている求人に応募したいと思えなかった理由が下記の2つ。
リクナビネクストに限らず、エン転職など求人サイトでも同様でしたが、年収例が300万円~1000万円だったり、勤務地も全国など具体性に欠ける求人が多く、実際に応募したいと思えませんでした。
下記、実際に利用して見て感じたリクナビネクストのマイナスポイントについて、個人的な感想ではありますがまとめました。
ブラック企業の求人が多い?リクナビネクストの評価
初めての転職活動で登録したのが、リクルートの運営する「リクナビNEXT」でしたが、メルマガが大量に届くだけで役に立たず、登録解除しました。
もともと「評判の悪いブラック求人が多い」という評判も多く期待していなかったのですが、リクナビネクストを登録解除した大きな理由としては、下記の2つです。
メルマガが多くても、良質な求人紹介があるのであれば問題はなかったのですが、Vorkersなど企業評価サイトで低評価の求人が多く、最終的には退会しました。
※リクナビネクストがブラック求人を紹介しているかどうかはVorkers、転職会議など個別企業の評判を調べられるサイトを見れば一目瞭然です。
担当の転職エージェントがつく「リクルートエージェント」と混同されがちですが「リクナビNEXT」は求人案件検索のみに特化しているサイトなので、自分で転職活動を進めたい人向けで、ブラック企業がどうかから調べる必要がある点にも不満を感じました。
文字通り、自分の力だけで転職活動を進めていく必要があるので「職務経歴書の添削」「志望動機のブラッシュアップ」など転職エージェントに相談したい人にも向いていないと感じました。
特に「転職会議」「Vorkers」「カイシャの評判」などで評価の高いホワイト求人の多い非公開求人をエージェントに紹介して貰いたい人は、エージェントによるスクリーニングが行われていないリクナビNEXTは、ステマサイトでは語られませんが最適ではないと思いました。
リクナビネクストのネット評判はステマで埋め尽くされていると考える理由
暗黙の了解になっているようですが、ネットでリクナビネクストの評判を調べても、基本的にはリクナビネクストに登録させることを目的にしたアフィリエイトサイトしかヒットしません。
下記の動画でも、リクナビネクストの評判で調べても、ステマ記事しかヒットしない現状について解説されています。
上記の動画でも指摘されていますが、リクナビネクストを絶賛するアフィリエイトサイトは下記のことしか説明しません。
・リクナビネクストは利用者が786万人、8割の転職者が登録!
・掲載求人数は約1万件で多い!
・新着・更新求人は毎週1,000件も!
スカウトサービスなどの求人メールが届いて転職しやすい!登録しないと損をする転職サイトです!といったリクナビネクストに登録しましょう!というステマのお手本のような誘導サイトばかりが検索でヒットするのが現状です。
検索1位で表示されているHというサイトでは「リクナビネクストは新卒1年目からベテランまで利用できる素晴らしいサイト!」と言って異常に登録を誘導してくるのですが、そんな都合の良い転職サイトはないです。
ヤフー知恵袋などを見れば分かりますが、実際に登録しても「オープンオファー」「プライベートオファー」ともに、他の転職サイトでも普通に掲載されている求人ばかりで求人自体に特別感は全くないです。
メリット、デメリットについても、広告主を刺激しない範囲内でしか語らないサイトが多く、登録させることを前提にした論理展開が終始されていて私は登録して時間を無駄にしたと感じたのがリクナビネクストでした。
またリクルートエージェントとの同時登録もできるなどと言って両方登録させてくるサイトも多いのですが、これもリクルートエージェントからのアフィリエイト報酬が追加されるから同時に登録もしましょうと言っているだけで、騙されないようにするべきです。
掲載求人の嘘と釣り求人について
リクナビネクストの問題点としては、掲載する企業の求人が嘘の条件を掲載しているのかを転職するまでは確認する方法がないことです。
例えば、これは嘘だろうと思ったのが下記でした。
・海外勤務の求人で調べると何故か北海道も勤務地の求人が表示
・年収幅が300万円~1000万円など幅広すぎる
・未経験OKと書かれていながら、〇〇経験を歓迎と矛盾
転職エージェントを使えば、こうした嘘の情報を含む求人は、すぐに排除できるのですが、リクナビネクストは人件費を減らして求人チェック機能を犠牲にしているので、こうした油断していると騙される求人が多く掲載されています。
例えば、東京勤務で検索しても、全国勤務の可能性ありという謎の求人が沢山ヒットしますし、嘘ではないにしても限りなくブラックな求人検索機能だと思っています。
またいわゆる釣り求人と言われる実際には既に募集していない、他サイト経由の応募で採用することを決めている求人についても、担当者が毎回リアルタイムで確認してくれるわけではないので、応募しても返事がいつまでもない使えないサイトといった評価をしている人も多いです。
恐らくですが、こうした企業から掲載料金を貰って登録者に応募させるタイプの転職サイトは今後ブラック企業への風当たりが増した際に、リクナビネクスト側が取る責任も重くなるため、リクルートがIndeedを買収して事業転換しようとしているのではと思っています。
リクナビネクストの課金モデルと求人の質
「リクナビネクスト」など転職サイトだと、求人のスクリーニング機能がないため、より条件の良いホワイト求人を探すために転職エージェントを利用しました。
ただ、ノルマが厳しいエージェントだとブラック求人の紹介も多かったため、最終的に利用したのは「ホワイト求人紹介」「転職サポート」で強かった下記エージェントでした。
リクナビNEXTでは対応して貰えない「経歴書作成」「志望動機添削」も受けられて、実際に転職するべきかどうか、より現実的な方向性を固めることができました。
マイナビエージェントでは転職を急かしてくることもなく、自分のペースで良質な求人リストを確認することができた点でも希望の転職ができた要因と感じました。
リクナビネクストの場合は、転職エージェントを常駐させない求人サイトモデルのため「登録求人をどういう方法」で「どういった利用者に紹介するか」という設計はされていません。
転職エージェントであれば「登録求人をどういう方法」で「どういった利用者に紹介するか」というのは、担当エージェントが全てやってくれるので、紹介求人のスクリーニングがされている状態で、求人に目を通すことができます。
その点でいうと、転職エージェントの利用期間が設けられていない「マイナビエージェント」などであれば、無理に転職を急かして紹介する必要もないので、優良ホワイト求人率が多くなります。
ちなみに、ターゲット層としては下記で、主にタクシードライバー、不動産営業、保険営業、ベンチャー、介護、ゴミ収集など一般的には転職を躊躇う人が多い業界の求人を斡旋してきます。
・未経験
・非正規から正社員狙いの人
転職アドバイザーもいないので、リクナビネクストは全て独力での転職になるため、誰も紹介企業がブラックかどうかについては言及してくれません。
これは大きなデメリットになると感じるのですがステマサイトでは、とにかくリクナビネクストに登録させたいので、そうした暗部については触れてきません。
リクナビネクストが想定している利用者層とは?
これは推測ですが、リクナビネクストの利用需要があるのは、育休中で転職を考えている女性、子育てしながら転職活動している女性の利用が中心だとみています。
理由としては、自宅からでも担当エージェントに邪魔をされることなく、求人を検索できるので、適当に月給20万円くらい貰えればいいかなと思っているタイプの層には、リクナビネクストは便利だと思います。
もしもブラック企業に転職しても、同じようなノリで、再転職すればリクナビネクストに紹介マージンの点で貢献できますし、リクナビネクスト側も嬉しいはず。
通常の転職エージェントですと、少なくとも直接オフィスでのキャリアカウンセリング、または電話でのエージェントとの面談後に求人の紹介がありますので。
その逆に、リクナビNEXTを利用すると、すぐにリクナビNEXTの検索エンジンを使って条件を絞って求人案件を見つけることができる点では、キャリアはどうでもよくて、とりあえず転職したいという層には需要があるのだと思います。
そのため、リクナビネクストでは求人のページビューというのは高くなる傾向があり、クライアント企業側、特に無名企業や不人気企業の求人でも、閲覧されやすくなり、メジャー求人サイトとして成功しているのは事実です。
ただ、そういった企業は、大手優良企業と違って、そもそも応募者の選考プロセスは厳しくないので、数人程度の応募があれば採用活動が終了します。
そうしたプロセスが簡単な選考をするのには、クライアント側としてもリクナビネクストは最適なので、利用クライアントからの需要は高いと言えます。
ただ、その反動としては利用企業側には、求職者の質を求めないブラック企業と言われがちな企業が多くなったり、低年収、長時間労働に代表される粗悪な求人を掴まされる確率も高くなるというわけです。
具体的にな動きとしては、ブラック企業ユニオンがジャパンビバレッジ東京の求人を掲載しないように、大手求人サイトに訴えたように、今後はリクナビネクストで、そうしたいい感じの求人は減るのではとみています。
リクルートは頭がいいので、より公平性の高いプラットフォームとしてIndeedを買収したのも、そうした動きを先読みして、リクナビネクスト以外にも求人チャネルを持っておこうという布石と見ています。
リクルートは、リクナビネクストだけでなく、ホットペッパービューティーなど、中小事業者の中抜きプラットフォームを作るのが非常に上手いので、今後もそうした中間搾取のビジネスモデルで、どこまで拡大できるのか遠くから見守っていきたいと思います。
リクナビネクストの最大のデメリットは職務経歴書と志望動機のサポートの弱さ
レジュメ登録やスキル登録ができ、企業からスカウトメールが届くことで、転職初心者の場合は、とりあえずリクナビネクストを見てみようと登録する人は多いようです。
ですが、職務経歴書、履歴書を簡易に作成できる機能はあっても、誰もその内容についてはアドバイスをしてくれないのがリクナビネクストのデメリットです。
また下記のようなブロガーがリクナビネクストの誘導に使用するメリットについても、実際に役に立つのかは疑問です。
・グッドポイント診断
・レジュメ完成度診断
実際には自分の市場価値に合わない低レベルな求人紹介ばかりされて、転職へのモチベーションを失ってしまったり、評価に見合わない企業に応募してしまったり、マイナス面は多いと感じました。
基本的には機械的にスクリーニングされて送られるテンプレメールでのスカウトが大半で、とにかくすぐに求人案件を確認したいという人は登録してみて得るものはあると言えます。
しかし、あまりレジュメに力を入れても、担当エージェントもいない上、企業側も応募があるまで殆どレジュメを読まないので、クオリティの高いマッチングは期待しにくいです。
リクナビネクストの転職フェアは無意味
転職フェアについてですが、新卒の時の会社合同説明会のように行っても2次情報、3次情報しか発信していないので、家でユーチューブでも見て企業研究していたほうがマシです。
何故リクナビネクストが転職フェアをやるのかというと採用したい企業に転職フェアのブース出展料を貰いたいだけで、ビジネスでしかないです。
これはビジネスモデルの項目でも説明しましたが結局は求人広告、求人掲載を期間に応じてもらうのがリクナビネクストの収益構造なので、なるべく企業とは接点を多くしたいというのがリクナビネクストの本音だと思われます。
・ざっくばらんに担当者と話せる
・本当に情報が聞ける
こうした目的を持ってスーツを着て転職フェアに言ってしまう人は、頭がお花畑だと言っても失礼ではないと思います。
転職フェアに来る担当者の多くは、人事でも「転職フェア怠いな」と思っている可能性も高く、すぐに採用に繋がるわけでも、そもそも来場者で実際に採用した実績がないようなモチベーションで来るので、適当に説明して終わりです。
転職フェアで当日予約しないと利用できない「キャリア相談コーナー」も、転職エージェントに登録して受けられるのと変わらないですし、予約制にして限定感を出しているに過ぎない情弱向けの催しだと言わざるをえないです。
にも関わらず、転職フェアに言って企業のリアルを聞きましょう!と煽っている企業運営のアフィリエイトサイトは担当者の心が痛まないのか、個人的には心配です。
恐らく書いている本人は、どのサービスを押すのかは社長の言いなりで、アフィリエイト報酬に基づいて適当に推奨しておけば、検索でも上位に表示されているし、コンバージョンするだろ程度にしか考えていないと思います。
リクナビネクストの選考連絡のスピード
また、求人のレベルも、リクルートエージェントに比べると、決してクオリティの高い求人案件にアプローチできるわけではないのが現状のようです。
担当エージェントはつかないので、未経験からのキャリアチェンジの案件は、豊富ではない。また、案件を出している企業の質についても、リクルートエージェントよりはお手軽なレベルのものが多い。
もしも、未経験から営業からの転職を目指しているのであれば、担当エージェントがつくリクルートエージェントに申し込んだほうが効率的に活動が可能だと言える。
リクナビNEXTはエージェントとの面談などは特になく、登録した瞬間から検索エンジンを利用することができる。
また、担当のエージェントがつくサービスではないため、履歴書の添削、面接対策のサービスはない。もしも希望するのであれば、他エージェントを利用するべき。
求人応募の場合は、エージェントが間には入らず、基本的に企業との直接のやりとりになる。そのため、面接時間の調整など全て自分で行う必要があり、現在激務で時間が取れないけど何とか転職活動を進めたいという方にはあまり向かない。
リクナビネクストは第二新卒には強い?
もしも、第二新卒で一般的な転職サポート(志望動機・履歴書作成)を受けたいと思っているのであれば、あえて登録する理由がないと感じました。
リクナビネクストで第二新卒で役に立たないと感じたのが下記理由からです。
・転職サポートが手薄すぎる
リクナビネクストは求人検索・履歴書作成・志望動機作成など全て自分でこなす必要があるのですが、第二新卒だと経歴が薄く、書くことがなかったりするため、エージェントのサポートが重要です。
リクナビNEXTだけ利用して第2新卒で転職しようとしても、そういったエージェントのサポートを受けることはできません。
そのため、もしも現在リクナビNEXTに登録して転職活動を進めようと考えているのであれば、必ず担当エージェント制のある転職エージェントを利用するべきだと感じました。
というのも、リクナビネクストの主なターゲットは第二新卒など転職活動に対してリテラシーが低い層で、とりあえず転職したい人は、リクナビネクストにはめ込まれやすいためです。
焦っている利用者向けに選考の甘い(ブラックまたは人手不足な)求人を重点的に紹介してキャリア的にプラスにならなくても、一時的な転職に繋がりやすいためです。
今後のキャリアを考えると、エージェントにカウンセリングしてもらったうえで、良質な求人を閲覧できる転職エージェントを利用したほうが、市場価値を10年、20年と見た時に正しい選択になると感じます。
リクナビネクストの連絡がしつこいと感じる場合の退会方法
リクナビネクストに登録しての一番の悩みは、メールで求人が異常なペースで来ることかと思います。
これは求人広告を払って掲載されている企業ほど、沢山のメールを送って採用企業に活動をアピールする必要があるためです。
ただ登録者としてはメールがしつこい、良く分からない提携エージェントに個人情報を売られて電話を掛けられるのが怖いというのもあると思いますので、退会方法について記載しておきます。
リクナビネクスト公式サイト:リクナビNEXTを退会したい
ログイン後に各種設定に移動して、退会ボタンを押せば退会することは可能なので、登録してウザい、しつこいと感じるなら早めに退会するべきです。
卑怯だなと思ったのは、リクルートIDを使って、再度リクナビネクストにログインしてしまうと再登録されてしまう点で、退会したらログインしないようにするべきです。
これが証明しているのは、リクナビネクストでは退会しても個人情報の削除はされず、ずっとリクルート側に個人情報が残ってしまう点は注意するべきです。
リクナビネクスト利用は20代と30代どちらが優れている?
リクナビネクスト、マイナビ転職、エン転職など転職サイトの場合は、基本的には年齢層問わずに、基本的に営業職のリクルーティング実績が多いように感じました。
鉄板としては不動産営業職で、住宅販売の営業スタッフ、投資用不動産営業マン、飲食チェーン店長など、未経験からでもキャリアを積める営業職求人が目立ちます。
基本的に、大学卒業など問わない場合は多いので、転職エージェントのサポートなど必要はなく、人物重視の採用がとられています。
その際に重視されるのは、悪く言えばブラック環境でも耐えられるモチベーションがあるか、従順な性格であるかなどで、20代~30代であれば採用側としては歓迎ということになるわけです。
リクナビネクストに40代以降の求人はないのか
リクナビネクストでは、上記のような「未経験歓迎」の営業関連職が多く、基本的にバイト面接と同様に、性格重視、年齢重視の採用スキームが取られます。
そこには転職エージェントによる志望動機がどうのこうのといったアドバイスは介在する余地はなく、20代~30代で家族がいて稼ぐモチベーションがあるなど、バックグラウンドが重視されます。
40代~50代の未経験者については、以前までの職歴としては、リストラされていたり退職してきた実績があるわけなので、採用側としては扱いにくい人材として、採用したいとは思われないと言えます。
高齢の人材にとっては、より採用コストを抑えた採用手法を取らざるをえない、20代~30代転職者にも不人気企業をハローワークなどで見つけてくるのが現実的な手段になってきます。
当然、ハローワークはブラック企業排除などのスクリーニング機能は弱いので、いわゆる業務内容の記述とは異なる釣り求人なども多いので、転職者にとっては厳しい道のりが待っています。
年収1000万円以上を掲載している企業はブラック率は高い
年収については、年収300万円~400万円というのがリクナビネクストにおける転職者の平均値であると考えられそうです。
一部の住宅販売系のノルマと年収連動のインセンティブが沢山乗った求人案件もありますが、年収1000万円以上達成可能などと掲載していることもあります。
こういった案件は、全国で1位になるような実績を上げて初めて達成するような年収事例を、年収サンプルとして掲載していることが多く、逆に達成できない場合の締め付けが厳しいブラック企業である場合も多く、退職者が多い可能性もあります。
特徴としては、リクナビネクスト内の「求人広告枠」を購入していて、目立つ位置に年収1000万円などと掲載することで、PVを高めて転職者の視線を集める手法を取っています。
リクナビネクストのオープンオファーとプライベートオファーの違い
リクナビネクストには、オープンオファー(公開求人)とプライベートオファー(非公開求人)の2種類があります。
オープンオファーは、リクナビネクストに登録すれば誰でも閲覧できるもので、基本的に質は悪いです。イメージとしては、バイト求人に近い、誰でもいいので働いてくれる人を採りたいというニーズを満たすオファーです。
既卒、無職期間が長い人にとっては、オープンオファーというのは最適で、この中から選んでおけば、正社員採用してくれる企業が見つかる可能性は高いです。
ただ、質としてはハローワークで掲載されているような、法定最低賃金に近い求人が多いので、リクナビネクストに掲載されているからと言って、過度な期待はしないほうがいいです。
プライベートオファーについては、登録している履歴書の内容を人事が見て、直接求人の案内を送ってくるオファーです。
とはいえ、人事が直接履歴書、経歴書を見て、個別にオファーをしているというよりも、リクナビネクスト内の検索エンジンをつかって、経歴書などで該当するスキル、経験を持っている候補者をスクリーニングしてオファーしているだけで、実際に選考に進もうとしても書類審査で落ちる可能性もあります。
リクルートエージェントとの違いについて
リクルートエージェントは、リクナビネクスト登録時に一緒に登録させられている人も多いと思うのですが、違いについて説明しておきます。
リクルートエージェントとリクナビネクストの最大の違いが下記です。
・担当がつかない(リクナビネクスト)
担当エージェントがつくかつかないかが大きな違いなのですが、担当が付いたほうがブラック企業の紹介率は下がります。
というのも上述した通り、リクナビネクストの求人は求人広告を多く払った企業ほど、高頻度でおススメされる仕組みになっているからです。
つまり不人気な求人でもおススメされやすいのがリクナビネクストなので、ある程度のリテラシーがないと、ブラック企業なのかホワイト企業なのか判断が難しくなります。
ただし、リクルートエージェントも盲目的に利用しているだけでは、こちらも嵌め込まれる可能性があるため、利用については注意が必要です。
下記リクルートエージェントの評判についてまとめているので参考までに。


基本的には、何も考えずブラックだろうと関係なく、早く転職したいのであればエン転職、リクナビネクストなど求人広告を沢山払った企業が紹介される転職サイトを使っておけばいいです。
が、ホワイト企業に転職したい、ある程度求人を見極めたいという気持ちがあるのであれば、転職エージェントを使ったほうが納得できる転職ができると思います。
書類選考免除とグッドポイント診断の虚無性
リクナビネクストの提灯記事に多いのですが、グッドポイント診断が無料なのに凄いという、ガチガチのステマ臭い評価があります。
私も騙されてやったことはありますが、親密性が高い、社交性が高いなど知ったところで、今さら転職活動に役立つとは全く思えませんでした。
自立心が強く、継続力、決断力もあるなどと、グッドポイント診断(ストレンクスファインダーともいうようですが・・・)知ったところで意味ないです。時間の無駄なので、絶対にやらなくていいと思います。
ちなみにプライベートオファーでは、表面上は書類選考免除などの案内が来たりするケースもありますが、日程調整になると音信不通になることもあり、実質的に面接前の選考、返事を返してきた候補者間でのセレクションはあります。
企業からのスカウトと他サイトとの非公開求人比較
根源的な問題点なのですが、そもそもリクナビネクストは、細かいニーズに応えられるような求人採用システムにはなっておらず、工場ライン工、テレアポ要員、不動産や保険などブラック営業などの、スキルセット、年齢は関係ない一括大量採用向けです。
そのため、ある程度の待遇を用意している企業(=ブラック企業ではない)の採用案件は、相応の場所である転職エージェント側で募集されます。
そのためのリクルートエージェントであり、リクルートエージェントは直近では、どちらかというとスキルのある人材に注力している(TOEIC700点以上、年収600万円以上などで足切)ため、20代~30代であれば一般的に大手エージェントを利用することになると思います。
エージェントであれば、リクナビネクストなど一括採用ではない分、求人に応募したいと思わせるだけのメリットを感じさせるものが多く、企業からのオファーの質も、リクナビネクストよりも段違いに高いです。
オープンオファー、プライベートオファーどうこうというよりも、根本的に利用している企業の求めているものが、リクナビネクストとそれ以外で異なる点の理解が必要です。
結論としては、リクナビネクストは確かに求人数は多いが、スキル経歴なしで「とにかく正社員で転職したい」程度の願望を持っている転職者向けの求人サイトであり、実際にキャリアアップ、最低でもキャリアを守って転職するのであれば、個別に対応してくれる転職エージェントを利用したほうが後悔のない転職ができると感じています。
リクナビネクストの求人の多さはIndeed並みにスパム
リクナビネクストの最大の問題点ですが、求人量が多すぎて、自社内でもうまく管理できていない点です。
例えば、神奈川勤務の求人で調べても、全国勤務のタグの入った求人ばかり紹介されて、実際に神奈川勤務の求人を見つけるのは至難の技です。
さらに、求人量が多すぎるあまりに、その弊害もあってか求人はピンキリであることが多いため、特にサイト内で推されているような求人には要注意です。
サイト内で推されているということは、広告料を掲載料に追加して払っているということなので、とにかく人が早く欲しい、もしくはまともなエージェントでは相手をしてくれない企業が多いため広告料を払っているケースが多いです。
求人量が多いため、検索で調べていても自分にクリティカルにマッチする求人に辿りつくというのが非常に難しくなっています。
それに加えてまるで自分にマッチしているかのように求人検索で出てくるので、間違えて応募してしまうというケースも多くなるので、やはり安易に登録をするというのは危険です。